最新のAI-OCR技術!AIスキャンロボってなに?

最新のAI-OCR技術!AIスキャンロボってなに?

業務効率化2021.03.03

目次


仕入れ明細書や請求書を手入力でデータにし、基幹システムと照合することに多くの時間を取られているというご担当者さまは多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回ご紹介するのはそういったお悩みを解決するAI-OCRの「AI スキャンロボ」です。まずはAI-OCRとは何かということから「AI スキャンロボ」の特徴まで順を追ってご紹介いたします。


そもそもOCRってなに?


OCRとは「Optical character recognition」の略で、光学文字認識のことです。具体的には、印刷された活字や手書きの文字をスキャナなどの光学的な手段で取り込み文字認識することで、パソコンなどで使えるテキストデータに変換する技術です。データ入力作業の手間と入力ミスなどのヒューマンエラーをなくすことや、保存した書類の中身まで検索できたり、書類の修正を簡単にできるようになるといったメリットがあります。


さらに先をゆくAI-OCR!そのメリットとは?


AI-OCRとは、AIによる機械学習で、OCRだけではできなかった複雑な文字列の読み取りなどをサポートし、従来のOCRの弱点を補う「OCRとAIを掛け合わせた」技術です。AI-OCRを利用するメリットには次のようなものがあります。


参考 「今ここでおさらいするAI技術について


ペーパーレス化


紙媒体から情報の保存を電子化することで、紙のコストだけではなく、保管場所や保管するための作業時間、書類を探し出す時間などの削減まで多くのメリットがあります。昨今重要とされているDX(デジタルトランスフォーメーション)においても、企業内にある情報をデジタル化することは重要なステップとされています。紙から電子データへ移す作業は、人手で行うことで入力ミスが発生しやすくなり、その作業が長時間になるほど集中力が低下し、作業効率が落ちます。AI-OCRなら体力に関係なく作業を続けることができますし、機械学習によりやればやるほど最適化されていきます。さまざまな帳票のフォーマットにも対応できるので、企業のデジタル化を大きく進める第一歩となりえます。


参考 「DX推進を後押しする「ペーパーレス化」のメリット・デメリットとは


文字識字率が高い


OCRではあらかじめ定義されたパターンでしか、正確に識別ができないという弱点がありました。しかしAIが搭載されていることで、機械学習により使えば使うほど精度が向上するようになります。


RPAとの強力なタッグ


AI-OCRは紙媒体からデータへの変換や抽出を行うデジタル化への大前提の部分ですが、そのデータを活用するためには基幹システムへ入力する必要があります。その作業を自動で行う技術がRPA(Robotic Process Automation)で、反復性の高い業務で活用すると大きな効果を発揮できます。この2つはセットで導入されることが多く、紙からデータ抽出、データを基幹システムに入力、集計や加工、出力という一連の作業を自動化することができます。


参考 「業務効率化の立役者!RPAとは?


AIスキャンロボって?


AIスキャンロボ」はネットスマイル株式会社によるAI-OCR製品です。導入実績は、物流業や卸売業、金融業など多種多様な幅広い業種で採用されています。各種メディアにも取り上げられる注目のサービスです。


AIスキャンロボの特徴


特許出願済の独自のAI-OCRプログラムにより、高い認識率を誇っています。また日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語の全5ヵ国語に対応しているため、グローバルに活躍されている企業にもおすすめです。


テンプレートの自動判別が可能で、アップロードするだけで最適なテンプレートを選び出してくれます。また一般的には帳票の読み取りの前に、事前にテンプレートを作成する必要がありますが、AIスキャンロボは、このテンプレートの作成を代行してくれるサービスもあります。そのため導入時に業務を追加することなくAI-OCRを活用することができます。帳票のテンプレート作成自体もマウス操作で簡単に設定ができるため、特別なスキルは不要で、Excelが触れるレベルで作成が可能です。帳票の種類が多く、AI-OCRの読取設定が複雑で諦めていた方におすすめです。


また完全自社開発のクラウドサービスのため、導入直後のトラブルや悩みに問い合わせ窓口(カスタマーサクセス)が迅速にサポートしてくれます。


AIスキャンロボの活用例


FAXによる発注書をデータ化


日本語の読み取り精度や、ばらばらのフォーマットなどさまざまな課題に対応し、50%ものコスト削減に成功した導入事例もあります。


インボイス、パッキングリスト、B/Lをデータ化


新テンプレートモードの機能が追加されたことにより、「項目を飛び石で読み込む」「項目ごとに1列に出力する」「毎回段数が変わるものを読む」など細かい設定ができます。それにより貿易書類の読み込みが可能となりました。


在宅勤務の一つの手段として


請求書などの紙帳票を、会社内にいる時間に複合機でPDFにし、残りの作業を各社員の自宅からシステムにログインすることで、遠隔で作業を進めることができるようになります。


まとめ


「AIスキャンロボ」は、膨大な量の書類を手入力でデータ化されている方や、複雑で多種多様な帳票をデータ化したいとお考えの方にピッタリなサービスです。また導入前にトライアルで試すこともできますし、AI-OCRの中でも、コストパフォーマンスに優れているので、AIやOCRの導入が初めてでイメージがあまりできていないという方にもおすすめです。クラウドサービスで完全自社開発のため、今後のバージョンアップにも期待できますし、サポート体制にも安心できます。


気になる方は「AIスキャンロボ」の導入を前向きに検討されてみてはいかがでしょうか。