
Webマーケティング2021.03.31
目次
3回にわたって、BtoBメルマガのクリック率を高めるためのポイントをご紹介している本連載。前回は件名の文字数など細かな内容もご紹介しましたが、今回はさらに踏み込んで、メール本文に関して抑えるべきポイントや送信時間に関するポイントをご紹介していきます。
・ポイント1 メールの設定
・ポイント2 リストの整理
・ポイント3 メールのタイトル
復習:メールのクリック率を上げるための5つのポイント
改めて、すでにご紹介しているメルマガのクリック率を上げるための5つのポイントもおさらいしておきましょう。
■ポイント1 メールの設定
・メールの送信元アドレス
・メールの送信元アドレスの表示名
・なりすましメール対策
■ポイント2 リストの整理
・リストの質
・リストのセグメント
■ポイント3 メールのタイトル
・タイトルの長さ
・タイトルの惹き付け力
■ポイント4 メールの本文
・文章の簡潔さ
・文章の読みやすさ
■ポイント5 送信日時
それでは今回はポイント4からご紹介していきます。
ポイント4 メールの本文
メルマガの文章がついつい長くなってしまうという方は多いですが、これは避けたいところです。BtoBのメールマーケティングにおいては、メルマガですべて伝えきってしまっては意味がありません。触りだけ紹介して興味がある方は商品紹介ページやセミナーページなどに誘導したほうがいいでしょう。
前提として必要なのは、「ご自身が受け取ったときに読み進めたくなる内容」にすることです。極端な例ですが、そのメールの目的がわからず、改行もなく、長々と商品紹介を書かれていては、見る気がしないですよね。
文章の簡潔さ
1.文章は最高でも34文字程度で改行する
2.文を長々とつなげない。「~であり、~だが、一方で~」など続けずに、「~である。しかし~」のように文章を一旦区切る
3.基本は1メルマガに1コンテンツ
4.セミナー案内・事例紹介・商品紹介など、メールにすべて詰め込まない。ポイントや冒頭文だけを紹介し、URLでWebサイトへ誘導
文章の見やすさ
1.メール内では、3行程度で改行する(一つずつ文章の塊をつくる)
2.メールの全体量は最大で200行
3.ファーストビュー(本文15~20行目まで)にメールの要点を記載
ポイント5 送信日時
最後は、メルマガにおいて最も重要と言っても過言ではない「送信日時」についてです。なぜそこまで重要かというと、ユーザーがメールを見てくれるかどうかは、メールの件名や本文よりも、届いたときにメールを読む余裕があるかどうかに大きく依存するからです。
皆さんは会議続きの慌ただしいときにメルマガを読まないでしょうし、重要なメールが溜まっているときもメルマガに目を向けている余裕はないですよね。ということは、これを読んでいるみなさんがメルマガを送るお相手も同じ環境なのです。それでは気になる送信日時ですが、ポイントは以下の2点です。
・曜日:1週間の中で営業日の中日
・時間:朝の始業前、お昼休み後
例えば
火曜日の朝8時半
水曜日の朝9時
月曜祝日の場合、水曜日の13時
などです。
理由は主に2点です。
・金曜夕方頃~月曜はメールボックスにメールが溜まってしまい、メルマガは埋もれてしまう
・始業時やお昼休み明けのような仕事が始まるタイミングで、自社のメルマガがメール画面の1番上に来ている必要がある
業界によっては、この通りではない場合もありますが、一般的な送信日時の理想は上記のとおりです。ぜひ自社でも複数日時をテストして、送信日時のベストタイミングを掴んでください。
まとめ
3回に分けてご紹介しましたメルマガのクリック率を上げるポイントですが、いかがでしたでしょうか。気をつけられていなかったポイントが見つかっていれば幸いです。
いろいろと細かいポイントもご紹介しましたが、いちばん重要なのは、自分が他社のメルマガを受け取ることを想定し、いつ、どんな内容やタイトルであればクリックするのかを考えることです。そうすればおのずとどうすべきか分かるでしょう。
メルマガのクリック率をもっと上げたいという方は、相手の立場に立って考えるという大原則に立ち返りつつ、こういったテクニックも取り入れてみてください。