DM(ダイレクトメール)の開封率を上げるためのテクニック

DM(ダイレクトメール)の開封率を上げるためのテクニック

Webマーケティング2021.03.31

目次


DM(ダイレクトメール)と言うと、多くの企業がWebマーケティングに取り組む中、古い手法だと思われている方も多いかもしれません。が、実は今でも有効なマーケティング手法です。


Web上で完結するWebマーケティングではなく、オフラインとオンラインを連携させたO2Oマーケティングを含めデジタルマーケティングが注目される中で、ダイレクトメールは再び注目を集めています。


今回は、ダイレクトメールで成果を上げるために必要な「開封率」を上げるための基本的な手法、そしてダイレクトメールからWebへの導線設計(流入経路の設計)についてご紹介します。


なぜDM(ダイレクトメール)の「開封率」が重要なのか


ダイレクトメールを届けたユーザーに見られるまでには3つのステップがあります。


・ダイレクトメールを受け取る


・ダイレクトメールを触れてみる


・自分にとって必要だと判断して開封する


「ダイレクトメールは開かれないと意味がない」のは当然のことですが、開かれずに捨てられてしまうことが多いというのも事実です。


平均的な数字として「見ずに捨てる」という人が30%程度、「触れてみたとしても開封せずに捨てる」という人が30%とも言われています。つまり60%以上の人が開封していないのです。多くの人が開封しないダイレクトメールでは、内容にこだわったとしても反響が得られないのは当然の結果と言えます。


という理由から、ダイレクトメールを使ったマーケティングで成果を上げるための第一歩は「開封率」を上げることだと言えます。今回は「開封率」を上げるためのテクニックについて紹介します。


DM(ダイレクトメール)の開封率は五感を意識して上げる


ダイレクトメールは、Webとは異なり「視覚」のみでなく、触ったときの感触である「触覚」、さらには「嗅覚」「聴覚」「味覚」でのアプローチが可能です。それらを適切に使うことで開封率を更に向上できます。


「視覚」でのアプローチ


視覚でのアプローチはどのようなマーケティングにおいても基本となるものです。ダイレクトメールでの開封率を上げるためには、次のような視覚的な情報によるアプローチがあります。


・ポストを開けたときに光るデザイン


・ブランドイメージに沿った光沢のある上質な印象のデザイン


・見るだけで美味しさが伝わるようなデザイン


・傾けると動きのあるホログラムのようなデザイン


・商品が手元にあるような疑似体験のできるデザイン


「触覚」でのアプローチ


ダイレクトメールでの開封率を上げるうえで重要なアプローチが「触覚」です。Webは勿論のこと、他の手法でも行えることが少ないため忘れてしまいがちですが、「触覚」によるアプローチはダイレクトメールでは大きな影響を与えます。「触覚」によるアプローチは次のようなものがあります。


・重みのある情報量のありそうなダイレクトメール


・中にものが入っていて、受け取った人が気になるダイレクトメール


・触り心地の良い質感のダイレクトメール


・実際に商品を連想させるような質感のダイレクトメール


「嗅覚」「聴覚」「味覚」でのアプローチ


「触覚」と同様に「嗅覚」「聴覚」「味覚」といったアプローチは、リアルだからこそできるものです。「嗅覚」「聴覚」「味覚」によるアプローチは次のようなものがあります。


・サンプル商品が入っていて味覚を訴えるダイレクトメール


・封筒を開けると商品の匂いが楽しめるダイレクトメール


・開けた瞬間に音楽が流れるダイレクトメール


DM(ダイレクトメール)の開封率を上げたら導線設計に注力!


ダイレクトメールの開封率を上げたら、申し込みや問い合わせ、資料請求などの導線につなげることが重要です。かつては、ハガキやFAX・電話で完結させることが多かったのですが、今ではWebとの連携が欠かせません。


単純にURLを記載したり、「○○で検索」といった言葉により検索を促すのも1つの方法ですが、QRコードを用いた手法も一般的になってきています。


例えば、次のようなQRコード自動作成ツールを使えば、Webへの導線を設置できるのみでなく、計測をすることも可能です。


QRコードを簡単生成「ロゴQコードマーケティング」


ロゴQコードマーケティングでは、簡単にQRコードを作成できます。ロゴやイラスト画像入りのQRコードを作成できることから、ダイレクトメールでもデザインを邪魔することがありません。また、ID入りコードを発行できるため、さまざまな解析が可能です。


ARを利用して新しいユーザー体験を提供できる「MagicAR」


単純にQRコードを設置するのみでは、いまいち反響が得られない場合はARを利用したダイレクトメールも良いでしょう。MagicARを使えば、データを登録するのみで簡単にARを利用した体験をダイレクトメールで提供できます。


ユーザーがARを使って興味を持つことで、商品の購入意欲を高めることができます。


まとめ


ダイレクトメールは、リアルとWebを連携させて行うデジタルマーケティングが注目される中で、再び注目されています。


ダイレクトメールは、開封率を上げることが成果を出すためのファーストステップで、視覚情報のみでなく五感を意識することが重要です。特に「触覚」は他の手法ではあまり意識しないため忘れてしまいがちですが、ダイレクトメールでは大きな影響を与える要素です。


開封率を上げたら、売上を上げるための導線設計が重要で、Webへの導線はQRコードの設置やARでの体験を提供することで高めることが可能です。


ダイレクトメールでなかなか成果が出ない場合、五感を意識した開封率のアップとWeb導線の強化を試してみてはいかがでしょうか。