Webマーケティング2021.03.31
目次
EC業界について
ビジネスを成功させるにあたって、ECサイトの存在が欠かせないものとなってきました。
経済産業省の電子商取引実態調査によると、B to CのEC市場規模、EC化率(※1)が
年々成長してきております。
※1 全ての商取引におけるECによる取引の割合
(参照元:経済産業省 電子商取引実態調査 2015年度調査)
ECの普及によって、今までアプローチできなかった消費者へ商品やサービスを提供できるようになりました。
いわば、商売の対象者が広がったということです。
このことにより、*企業や個人事業主、更には個人での副業などビジネスを展開できるようになりました*。
また、これを後押ししているのが、ECに関連するサービスを展開している企業が増えてきたということも、この成長に関係しているかと思います。
ECをはじめるにあたって
まずは、どのシステムを利用してECサイトをオープンするかを考える必要があります。
ECでは大きく分けて、独自ドメイン運営とショッピングモールでの運営方法があり、それぞれメリット・デメリットは存在します。
よく言われることとして、<b>ショッピングモールは集客はしやすいが利用料金などが高いため利益を圧迫し最終的に利益率が悪くなってしまう傾向がある</b>。
独自ドメインサイトは、お店自身でルールを決めて運営できるため自分たちに合った運用ができる分、テクニックを要するが、利益率が高くなると言われています。
それぞれの戦略によってどちらを選ぶかというのは変わってくるので、自分たちの目標を設定し、やり方に合った方法を選ぶ必要があります。
何の商品やサービスを取り扱えば良い?
よく聞かれるのが、ECでどんな商品やサービスを提供すればいいですか?という質問をよくいただきます。
市場的な話をすると、大きい売上を上げたい場合は、家電、コスメ、健食がやはり消費者のニーズも多く、売れると大きな売上になってきます。
ただし、その分競合が多く、特に大企業が参入している場合は体力面も含めなかなか太刀打ちができません。
じゃあこれから後発の我が社はどうすればいいの?とお思いかと思います。
わたしは、そのような質問をいただくと必ずお話するのが、
*「自分が興味を持てる情熱を注げる商品やサービスを選んでください」*というお話をします。
なぜ、そういったものをオススメしているかと言うと、市場規模が大きくなってきているため、商品の過剰共有や情報過多が起こっています。
商品やサービスを求めている消費者に対して、より購入したい!という気持ちをどれだけくすぐれるかが、企業の体力に依存しないECの運営方法になります。
ショップの運営については、EC支援サービスや広告代理店、様々なサポート企業が参入しているなかで、自分自身の取り扱う商材については、自分自身(運営者)が一番知っていればそれはひとつの武器となります。
EC業界トレンド
ECの市場規模が増加するにあたり、サポート企業の参入も増加してきています。
1. スマホサイト
近年、市場によってはEC全体の売上の50%以上がスマホ経由から売れていると言うショップも珍しく無くなってきました。
Googleがスマホ対応サイトをモバイル検索結果で優遇するアルゴリズム変更を発表したことからも、*スマホサイトの重要性は無視できない*ものとなってきております。
2. 定期業務のオートメーション化
集客、購入率アップ、客単価向上などECの運用においてやらなければいけないことは多数あります。
人員や時間も限られている中で、*日々の業務以外にもどれだけスピーディーに改善作業を行えるかがECで勝つためのポイント*になります。
ただし、重要な判断や重要な作業においては、人間が行う必要があり、その部分に時間をかけることによって、他には無いオリジナルのサービスを創出することが可能になります。
すでに一定化され、ノウハウが詰まったウェブマーケティングツールを使うことで作業工数を減らし、もっと重要なことに時間をかけられるようになります。
まとめ
B to CのEC市場においてリアルな販売窓口を所有している企業の参入も増え、更に活性化することは数値からも読み取れます。
この市場で生き残って行くために、当たり前のことかもしれませんが、最低限以下のことが必要であるとわたしは考えます。