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Webマーケティング2021.03.31
目次
Facebookのスライドショー広告とは、動きや音、テキストなどを使用してストーリーを美しく伝える広告のことです。Facebookのスライドショー広告は動画のようなクオリティであるにもかかわらず、デバイスや通信速度を問わず利用できます。この点は魅力的と言えるでしょう。
Facebookは世界中にユーザーがいるSNSです。ビジネスでの利用もしやすいと評判があり、業界・業種に関わらず多くの企業が広告を出稿しています。スライドショー広告を利用して、より多くのユーザーにアプローチしましょう。
この記事では、Facebookのスライドショー広告の活用を検討している方のために、特徴やメリットについて紹介します。また、広告の作り方から設定方法についても紹介するので参考にしてみてください。
Facebookのスライドショー広告の特徴
Facebookのスライドショー広告とは、映像のような動きや音、文字などをつなぎ合わせて作る広告です。映像のような仕上がりとなるため、動画広告に劣らない見せ方が可能になります。
スライドショー広告はパソコンやモバイル端末からも作成できるため、その手軽さも利用されている理由の一つです。
スライドショーは1秒から15秒の間で表示させることができ、画像サイズは元の比率、正方形、長方形、縦長の中から豊富に設定ができます。サイズを変更せずに投稿できるのも特徴の一つとなり、素材をすぐに利用できるのもスライドショー広告の魅力です。
スライドショー広告のメリット
Facebookなどで活用されるスライドショー広告には、様々なメリットがあります。これから活用を検討している方の中で、どんなメリットがあるのか知りたい方は参考にしてみてください。
動きのある広告が簡単に作成可能
動画形式の広告は手間がかかりますが、スライドショー広告なら、3枚〜10枚の画像をつなぎ合わせるだけで動画のような広告が手軽に作れます。
つまり、画像さえ用意することができれば、動画形式のような動きのあるものを簡単に作れてしまうのです。静止画よりも動きのある画像の方が人は目にとめやすい上、静止画よりも多くの情報を入れ込むことができます。
動画広告のデメリットでもある手間がかかる部分をカバーできるため、手軽さを求めている方にはスライドショー広告がおすすめです。
通信速度を気にする必要なし
動画を閲覧しているのに、通信環境が悪くて動画がブツブツと止まってしまってストレスを感じた経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
ユーザーが見たいと思って見ている映画や動画であれば、動画が途中で止まってしまっても離脱することはありません。しかしそれが広告の場合、動画が止まってしまったら再開するのを待ってくれるユーザーは多くはありません。
この点、スライドショー広告は、動画と比較してデータ使用量が少ないというメリットがあります。具体的には、動画広告の約5分の1程度のデータ使用量で流すことができるのです。これにより、ユーザーの通信速度が遅いなどの場合でも広告が止まることなくスムーズに再生できます。
動画の場合は通信環境によって表示のされかたが大きく変わるというデメリットがあります。広告によっては通信量がかかってしまうため、ユーザーに不快感を与える要因の一つとなります。
しかしスライドショー広告なら、こういった点に左右されません。
少ないコストで高いクオリティを実現
スライドショー広告は、動画と比較して少ないコストで高クオリティが実現できるという特徴があります。
動画で作成しようと思うと、素材はもちろん構成の作成から動画編集、そのための人員なども集めなければなりません。そのため、制作費用や人件費などあらゆるコストがかかり、それなりに予算を用意しなければなりません。
しかし、スライドショー広告なら、手間のかかる部分としては画像の制作だけです。この部分さえできてしまえば動画のような仕上がりが可能なので、あらゆる費用を抑えることができます。
ストーリー性のある広告を作れる
スライドショー広告では、画像と文字の活用が可能です。そのため、ストーリー性を持たせることが可能になります。
基本的に静止画像のみの広告でストーリー性を持たせることは困難です。複数の画像を活用し、スライドショーができるのは大きな魅力となるので、静止画像で商品やサービスの魅力を伝えたい方におすすめの広告と言えるでしょう。
Facebook以外にも配信が可能
Facebookのスライドショー広告といっても、配信される場所はFacebook内だけではありません。
配信が認められているのはFacebook社が提供する「Marketplace」や「Messenger」のほか、世界中の利用者がいる「Instagram」へも投稿が可能です。これらの人気SNS上で幅広く配信できるのは、Facebook広告の魅力と言えるでしょう。
文字数が20%以上でも配信制限がかからない
動画広告には様々な制限があり、その中でも文字数を20%以内に抑えなければならないデメリットがあります。
しかし、Facebookのスライドショー広告なら、文字数が20%以上ある場合でも配信制限がかかることはありません。そのため、動きのあるものに加えて文字によるアピールも行うことができるのです。
文字数の制限がないのは魅力的ですが、かといって極端に文字数を増やすのは危険です。できる限り必要最低限に抑え、シンプルでわかりやすい伝え方をしましょう。そうすることで映像でもテキストでも広告の魅力を伝えることができます。
スライドショー広告の作り方
Facebookのスライドショー広告の作成手順は3つです。ここでは作成手順と押さえておきたいポイントについて解説します。
スライドショー広告の作成方法
スライドショー広告を作成する手順は下記の通りです。
1.広告マネージャーから「広告の目的」を選択
2.「広告セット」を作成(ターゲット設定、予算、掲載期間)
3.「新しい広告を作成」でスライドショー形式を選択
4.「スライドショーを作成」を選択(最大10枚の画像の利用が可能)
5.「アスペクト比」の決定(元の比率から変更不要の場合はそのままでOK)
6.広告作成完了
このような手順に沿って作成することで、スライドショー広告を簡単に作成することができます。
スライドショー広告作成のコツ
スライドショー広告を作成する際、最も重要となるのが見せ方です。デザインばかり気にするのではなく、ユーザーにとってわかりやすい情報をしっかりと入れ込むといいでしょう。
例えば、商品を紹介する場合には、おすすめの商品を絞り込んでカタログのような見せ方をしても効果的です。必ずしも動画のような仕上がりにする必要はありません。
また、わかりやすさを追求するためにテキストを入れ込むのもおすすめです。動画のように見せるだけではなく、テキストによる説明を加えることにより、さらにインパクトを与え、印象に残る広告を作成することができます。
スライドショー広告は手軽に作成ができますが、工夫一つでユーザーからの印象を大きく変えられます。そのため、広告の作成にはできる限り時間をかけてクオリティの高いものに仕上げましょう。
もしも自社にリソースがない場合は、クリエイティブ制作だけでもアウトソーシングするといった方法もあります。あるいはFacebook広告を取り扱う、デジタル広告の代理店に相談するのもよいでしょう。
スライドショー広告で気をつけたいポイント
スライドショー広告には、いくつか注意したいポイントもあります。配信するにあたってルールがあるので事前にチェックしておきましょう。
まず、スライドショー広告を始めるにあたって注意したいポイントが、必ずテストを行うことです。広告の作成が完了してすぐに投稿してしまうと、成果が出ない場合もあります。何度もテストを重ねることでよりクオリティの高い広告を作成できるので、忘れずに行うようにしましょう。
また、スライドショー広告には秒数制限もあり、最大で15秒となっています。そのため、この秒数内でしっかりアピールできるように作成しなければならないので注意しましょう。
Facebookでスライドショー広告を設定する方法
スライドショー広告の作成が完了したらいよいよ投稿です。ここでは実際に広告を設定する手順について紹介します。
1.「スライドショーを作成」をクリック
2.「サムネイル」の選択
3.テキスト、コールトゥアクションボタン、見出しを追加
4.「実行する」をクリックして設定完了
これらの手順を全て完了させることで無事に投稿ができます。基本的に時間がかかる点としては、広告の作成のみです。そのほかの手順は比較的簡単にできます。企業のみならず個人でも気軽に始められる広告と言えるでしょう。
まとめ
Facebookは世界中で活用されているSNSの1つです。Facebookのスライドショー広告を活用すれば、これらの多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらえるチャンスにもなります。業界や業種に関わらず、どのジャンルでもアピールしやすく、ストーリー性のある広告が出稿できます。
動画に比べてデータ使用量が少ないため、通信環境に左右されにくいにもかかわらず、動画に近い効果を期待できるというメリットがあります。
また、設定方法に関してもそれほど難しい内容ではないため、誰でも気軽に始められる特徴があります。
静止画の広告にはない、動画のような広告配信が手軽に行えるのが魅力のFacebookのスライドショー広告。興味のある方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。