Web広告2021.03.30
目次
インプレッション数はTwitterで企業アカウントを運営する上で欠かせない指標です。企業のWebマーケティング担当者は、自社のTwitterアカウントがどれだけのユーザーに届いているかを把握しておかなければいけません。
Twitterのインプレッションについて、エンゲージメントとの違いや確認の仕方、平均値、増やすコツをご紹介します。
Twitterにおけるインプレッションとは?
企業Twitterのインプレッション数は、Webマーケティング担当者が把握しておくべき指標の1つです。Twitterをマーケティングツールとして成功させるために重要なインプレッションになりますので、しっかり理解を深めるようにしてください。
Twitterのインプレッションの意味
どれだけのユーザーにTwitterでのつぶやきが閲覧されたか、ユーザーの画面にツイートが表示された回数がインプレッション数です。表示された回数は、利用者のタイムライン上にツイートが表示された回数です。
ツイートをクリックし個別ページを表示した回数ではありません。
Twitterのインプレッション数が多ければ、それだけ多く人が自社のツイートを見てもらえたと判断できます。インプレッション数はツイートを見た人の数を知りたい時に使える指標です。
ただし、どんな人がツイートを見たのか、ツイート内容をちゃんと見てくれたかまでは判断できません。
それでもインプレッション数が少ないならば、自社のTwitterが見てもらえていないことになるため、まずはインプレッション数を増やすことを意識してください。
Twitterにおけるインプレッションには自分も含まれるのか?
インプレッション数のカウントは、自分で投稿したツイートを自分で閲覧した分も回数に含まれる仕組みです。
Twitterに投稿すると、自分のツイートを閲覧して出来栄えをチェックする人も多いでしょう。
正確なデータとしてインプレッション数を計測したいのであれば、自分で投稿を閲覧した分もカウントに含まれることを知っておきましょう。
Twitterにおけるインプレッションとエンゲージメントの違いとは?
Webマーケティングの担当をしていると、インプレッション数だけでなく「エンゲージメント」という用語を耳にする機会も増えてきます。Twitterの効果を測るには、インプレッション数と同時にエンゲージメントもチェックしておきたい指標です。
インプレッション数はTwitterが表示された回数であるのに対し、エンゲージメント率は、Twitterを表示したユーザーがリアクションを起こした確率を意味しています。
- リツイートやコメント入力
- いいねボタンを押す
- 写真・リンク・プロフィールのクリック
このような利用者が何らかの行動をとった率がエンゲージメント率です。
エンゲージメント率を把握することで、実際に自社のTwitterを見た人が関心を抱き、行動を起こした率を確認できます。
Twitterのアナリティクスの見方
Twitterのアナリティクスを使うと、インプレッション数が確認できます。
2017年時点で4,500万人以上の国内ユーザーが利用しているTwitterで、自社のアカウントがどれだけのユーザーに見られているかを把握しておくことは重要です。
業務として企業Twitterを運用する以上、マーケティング効果の測定は欠かせません。
数値によりマーケティング効果を測定し、目に見えるデータを取得するために欠かせないTwitterアナリティクスの見方をご紹介します。
アナリティクスでインプレッションを確認する方法
インプレッション数は、自分のツイート一覧から簡易的に確認が可能です。
右上の3つのドットをクリックし、縦3本線マーク(ツイートアクティビティを表示)をクリックすれば、ユーザーがTwitterでこのツイートを見た回数が数字で表示されます。
そこでインプレッションからエンゲージメントの数を確認できます。
さらにすべてのエンゲージメントを表示させることで、ユーザーがとった行動を確認することが可能です。
企業のWebマーケティング担当者は、アナリティクスから詳しいデータを取得してください。
Twitterのアナリティクスで他にできることとは?
Twitterのアナリティクス画面では、インプレッション数やその推移の他にもWebマーケティングに欠かせない様々な指標をチェックできます。Webマーケティングではフォロワーを増やすことだけにフォーカスしすぎる傾向がまだまだ強く、マーケティング効果を意識した運用ができていないケースが多いです。
企業Twitterの運用による効果を明瞭化し、マーケティング効果を最大化させるために、企業のWebマーケティング担当者が知っておきたいTwitterアナリティクスの活用方法をご紹介しましょう。
Twitterでの反応が細かく確認できる
Twitterアナリティクスではツイートの反応であるツイートアクティビティを細かく確認できます。ツイートアクティビティとはインプレッション数はもちろん、エンゲージメントの数や率、リンクのクリック数やリツイートの数などを知ることができます。
各指標をチェックし記録することで、マーケティング効果が得られている曜日や日付などが確認できるようになることから、打つべき施策の内容やタイミングに活かせるでしょう。
Twitterでのフォロワーの推移や属性の確認が可能
Twitterアナリティクスを活用すると、フォロワーの推移や属性の確認も可能です。
指定した期間内にどのくらいフォロワーが増えたのか、フォロワー増加のきっかけなどが表示されます。
企業Twitterの場合は、特に自社のペルソナに合ったフォロワーの獲得が重要となるので、フォロワーの属性は必要です。
フォロワーの量だけでなく、質も重視することが企業Twitter運営には欠かせません。ユーザーの性別や国、何に興味や関心を抱いているかなどの属性を知ることで、フォロワーの傾向を掴めるきっかけになります。
他の項目も確認できる
Twitterアナリティクスでは。様々な指標が用意されていますので、自社アカウントの量と質の管理を行いましょう。
インプレッションは、全ツイートにおける総インプレッション数、個別のツイートそれぞれの数を確認することができます。自社ツイートで最も閲覧されたトップツイートも表示させることも可能です。
エンゲージメント総数だけでなく、いいねやリツイートの詳細分析が可能です。いいねが多いツイートとリツイートが多いツイートの傾向性も把握できます。
エンゲージメント率は、ユーザーが行動を起こした確率が表示されます。ユーザーへの訴求力を判断できる指標です。
ツイートアクティビティは、指定期間内の各種データをグラフで表示します。各指標を分析しマーケティングの最適化に活用してください。
Twitterにおけるインプレッションの平均とは?
Twitterの運営を担当していると、自社のインプレッションやエンゲージメントの数値が好ましい状態なのかどうか、判断に迷うこともあるでしょう。
実際の企業データから、Twitterにおけるインプレッション・エンゲージメントの数値、平均値を把握しておくことも必要です。
インプレッションの傾向性
一般的にインプレッション数はフォロワー人数の2~3倍程度になることが多いです。
自社Twitterのフォロワー数が1,000万人なら、インプレッションは2,000~3,000万回が平均値と考えてください。
エンゲージメント率の平均
インフルエンサーマーケティング会社として知られるMarkerlyの調査によると、フォロワー数が多いほどエンゲージメント率は低くなる傾向があるとされています。
フォロワー数 | エンゲージメント率 |
1,000人未満 | 8% |
1万人 | 4% |
10万人 | 2.4% |
10万人以上 | 1.7% |
自社アカウントのフォロワー数からエンゲージメント率を判断できる基準になります。
Twitterでインプレッションを増やすためのコツとは?
企業Twitterを用いてWebマーケティングの成果をあげていくためには、インプレッションを増やすことが課題です。
Twitterは運用効果に多様性がある特性上、コミュニケーションの質そのものを評価することが難しいツールになります。
インプレッション数の増加を目指すことを目標にしましょう。
ここからは、Twitterでインプレッションを増やす具体的な5つのコツを紹介します。
トレンドをきちんとこまめに確認する
多くの人が興味関心を抱くことをツイートしましょう。
世の中で流行していることに関するネタ、Twitter上のトレンドに上がってきているネタ、ハッシュタグで上位に来ているネタなどに絡めてツイートをします。
画面の向こうにいるターゲットユーザーに刺さるネタかどうかを意識しながら、多くのユーザーが使う言葉を用いてください。
常にトレンドやハッシュタグをチェックし、鮮度の高い注目ネタをツイートすることがインプレッションにつながります。
ツイート数を増加させる
インプレッションを増やすには、発信頻度も意識してください。ツイート数が少なければユーザーに閲覧してもらえる確率は下がります。
こまめにツイートしている企業アカウントならインプレッションは自然と増え、フォロワーの増加も期待できます。
月に1回しか投稿しないTwitterアカウントと、頻繁にツイートされるアカウントを比較すれば、その差は歴然です。企業Twitterはユーザーに向けたWebマーケティングのツールの中でも、スピーディな情報発信ができるツールです。
タイムリーなツイートを意識し、頻度を高めて投稿していきましょう。
ハッシュタグを活用する
企業Twitterの運用でインプレッションの増加を狙うなら、ハッシュタグを有効活用してください。
ツイートにハッシュタグを付けると、タグを経由してユーザーにアプローチできます。タグ付きで自社アイテムやサービスをツイートすれば、ユーザーがツイートにタグを含めることも期待できるでしょう。
ハッシュタグをつける人が多ければトレンド入りすることもあり、ハッシュタグの活用がインプレッションを増やすコツです。
画像や動画のコンテンツも活用する
画像や動画を付けたツイートはTwitterのタイムライン上位に表示されやすい傾向があります。
自社ツイートがタイムライン上位に表示されることで、多くの人の目に触れることになるためインプレッションが増えるきっかけになります。
画像・動画ツイートは通常の投稿よりもエンゲージメントが高くなるため、企業Twitterを運営するなら、ツイートには画像や動画などのコンテンツを添付することを意識してください。
リプライ機能を活用する
リプライ機能を上手に活用することもインプレッションを増やすコツです。
他のユーザーのツイートに対しての返信がリプライで、注目度の高いツイートにリプライをすることで多くの人に自社Twitterのアピールができます。
リプライは、フォロワーの多いユーザーやエンゲージメントの高いと思われるツイートに対して、ポジティブな内容で行うと良いでしょう。
また自社製品やサービスに関するツイートに対してリプライでサポートをする使い方もおすすめです。
いわゆる「中の人」としてのキャラ設定を行います。
対応の難易度は高くなりますが、フレンドリーで親しみやすい企業イメージが作れますのでインプレッションを増やすきっかけともなります。
ただし中の人だけに注目を集めすぎて自社への利益につながらないおそれもあり、ユーザーのほうもこのような手法に敏感ですので、ほどほどにしておきましょう。
インプレッションやエンゲージメントの指標をもとにTwitter運用を
企業Twitterを運営する上で重要なインプレッションについて詳しく説明しました。
WebマーケティングツールとしてTwitterを効果的に活用するためには、基本的なマーケティング思考に基づく運用が欠かせません。
インプレッションなどの各種指標から自社Twitterを分析し、適切な方向性と施策を仕掛けて成果を上げられる企業Twitterを運用することがWebマーケティング担当者の責務です。
今回ご紹介したTwitterにおけるインプレッションやエンゲージメントなどの各指標についての知識を活用し、Twitterアナリティクスの項目をチェック・分析しながら、データで成果を確認できるTwitter運用を目指してください。