SNS広告にはメリットとデメリットが存在する?事例を踏まえてご紹介します!

SNS広告にはメリットとデメリットが存在する?事例を踏まえてご紹介します!

SNS活用2021.03.30

目次


SNS広告って運用する際のメリットやデメリットを知ることはとても重要です。またそれぞれ持っているSNS広告の詳細なメリットとデメリットも確認しておかなければなりません。


今回の記事では、SNS広告のメリットやデメリットについて詳しく紹介いたします。


各SNS広告のメリットやデメリットにも細かく触れていきますので、本格的にSNS広告を運用しようと検討している方はご参考にしてください。


SNS広告のメリット


SNS広告には多くのメリットが存在します。本格的にSNS広告を運用する前にメリットを理解しておくことで、使用する際のイメージを深めることができるでしょう。


多くの人への認知の拡大


SNS広告を使うことによって多くのユーザーへ認知の拡大が可能になります。


SNSはユーザー数が多く、自社の製品を知らない潜在層に対しても認知を広げていくことが可能です。



日本におけるSNS利用者数
引用元:https://ictr.co.jp/report/20200729.html


SNS広告はユーザーに対して自然にアピールすることができます。そのため抵抗なく広告を見てもらえることも多く、効率的にSNSユーザーにアプローチができます。


上記の理由から、自社の商材やサービスに対するユーザーへの認知度を高めたい、自然にアピールしていきたい場合はSNS広告が非常に便利です。


より精度の高いターゲティング


各SNS広告では「年齢」「性別」「OS」「エリア」などで細かくターゲティングできるのがメリットです。


ユーザーの情報をもとにターゲティングを行ってくれますので、より効率よく自社の商材やサービスの情報を配信できるでしょう。


SNS広告を本格的に運用する前に、ターゲットやペルソナの選定を行い、広告を配信する層を絞ることで広告費を抑えて宣伝することができます。


商材やサービスに興味がありそうなユーザーだけに配信できることから、より高い成果の期待を持つことができます。


SNS広告は、精度の高いターゲティングで顧客にアプローチしたいときに有効的です。


若い世代へのアピール


若い世代へ自社の商材やサービスを積極的にアピールできることが強みです。


特にTwitter・Instagram・LINE・TiktokなどのSNSは、10~20代の若い年齢層のユーザーが多いのが特徴です。


SNS広告では動画配信も可能ですので、若い世代からの関心も集めやすくなります


若い世代へのサービスやキャンペーンを行おうと予定している場合は、SNS広告で情報を配信すると効果的です。


シェアやいいねによる拡散力の高さ


SNS広告の最大のメリットは、シェアやいいねによる拡散力の高さです。


ユーザーは良質な商品やサービスを知ると広めたがりますので、魅力的なコンテンツを作ると積極的に拡散してもらえるようになります。 


シェアやリツイートなどが広がってバズることに繋がれば、一気に話題性を高めることができるでしょう。


SNSで話題になると、ニュースや他のメディアなどでも取り上げてもらえるので、さらに広く宣伝ができます。


拡散性のある広告運用を実施したいのであれば、SNS広告が向いていると言えるでしょう。


コストパフォーマンスの高さ


SNS 広告はコストパフォーマンスが非常に高いです。費用が発生するのはクリックされた時と、インプレッション数が一定数になった場合がほとんどです。


SNS広告は基本的に予算内で設定した範囲で広告が配信できます。


予想外の費用が掛からないのも大きなメリットです。そのため安定した広告の運用が可能となり、単価も他のWeb広告より安い傾向にあるのでローコストで宣伝できるのが魅力です。


SNS広告のデメリットと注意点


SNS広告はメリットだけではなく、デメリットや注意点も複数存在します。本格的に広告を運用後に後悔することもありますので、十分にチェックしておきましょう。


ユーザー属性の掘り下げの必要性


SNS広告ではしっかりとユーザー属性の掘り下げを行っておかないと、効果的な広告の配信ができないデメリットがあります。


本来ターゲットではない層に広告を配信してしまうことがあるのもSNS広告です。


ターゲットではない層に広告を配信してしまうと、広告を見てもらえず費用対効果が大幅に下がってしまうことになります。


自社に合うターゲット層を慎重に選定してください。


高めの年齢層へのリーチのし辛さ


SNS広告は高めの年齢層にアプローチしづらいデメリットもあります。


SNSは比較的10~20代の年齢層が使用していることが多いため、高めの年齢層にアプローチが難しいです。



SNS利用年齢層
引用元:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111130.html


自社の商品が高年齢層向けの商材やサービスを扱っている場合は十分注意しましょう。SNS広告で配信しても効果が得られない場合もあり得るので慎重に検討してください。


魅力的なコンテンツでないと見てもらえない


SNS広告は自然にユーザーの目に触れるように配信できるのがメリットですが、あまり魅力のないコンテンツだとそのまま流されてしまうことが多いです。


魅力のないコンテンツを配信しても、費用対効果が下がるので注意しましょう。そのため他のSNS広告とは違った個性的でユーザーの興味を引くコンテンツを作る必要があります。


そこで魅力的なコンテンツを作るためにも、広告のコピーライティングやデザインは力を入れてください。


炎上の可能性


SNSは拡散性が高いのがメリットですが、拡散しやすいために炎上しやすいデメリットもあります。


一度炎上してしまうと、自社のブランドの名誉にもかかわりますので最大限の注意をしてください。


拡散性を狙ってインパクトがあり過ぎる広告を配信すると、ユーザーの反感を買って炎上してしまうことがあります。そのため、差別表現やユーザーの怒りを買うような広告を作成するのは控えるようにしましょう。


必ず複数のスタッフでチェック体制を整えておくことが大切です。


細かく効果測定とチューニングをして改善していく必要がある


SNS広告を効果的に運用する場ためには、配信している広告に対して細かく効果測定やチューニングを施していく必要があります。


ただ広告を運用していても期待した効果が得られない性質を持つのも広告です。SNS広告を運用し始めて、ある程度の時間が経ったら効果測定をして成果を発揮しているのかしっかりと確認してください。


効果測定をしてみると、実際に思ったように広告が成果を発揮していない場合もありますので、細めにきちんと確認することを心掛けてください。


各SNS広告のメリットとデメリット


SNS広告はそれぞれ特徴や仕様が異なるので、メリットやデメリットも変わってきます。


そのため、本格的にSNS広告を運用する前に運用しようと考えているSNSのメリットとデメリットをしっかりと確認しておくことが大切です。


ここからはそれぞれのSNS広告のメリットやデメリットについて見ていきましょう。それぞれのSNS広告にどのような特徴や注意点があるのかしっかりと見極めて、運用する際の参考にしてください。


Facebook広告


Facebook広告


Facebookは実名制SNSとなっていますので、細かく正確なターゲティングができます。そのため、ターゲティングの精度を重要視する場合に有効的なSNS広告です。


Facebook広告のメリット


Facebook広告は低い予算から出稿できるのがメリットです。クリック課金は100円からスタートできますので、非常に安く済みます。


まずは様子見で運用を始めたい場合にもおすすめです。


またオーディエンスに設定できる精度が高いため、無駄を減らして広告出稿ができます。効率よく狙ったターゲットに広告を配信できますので、費用対効果の高さが見込めます。


Facebook広告は、低予算や費用対効果を重視する場合に非常に役立つSNS広告です。


Facebook広告のデメリット


Facebook広告のデメリットは、アプローチできるのがFacebookに登録しているユーザーのみになることです。


そのため、幅広い層に広告を見てもらいたい場合は注意しておかなければなりません。


ターゲティング精度が細かい分、効果測定なども綿密に行う必要があります。


多くのパラメータが出てきますので、適切に効果測定をしないと効率よくFacebook広告を運用できないことがあります。


Twitter広告


Twitter広告


Twitterはリツイートやいいねの機能がありますので、非常に高い拡散力を期待できます。


魅力的なコンテンツを広告配信することができれば、広く拡散され自社の売上アップにもつながるでしょう。


Twitter広告のメリット


Twitter広告のメリットになるのが、拡散による場合は広告費がかからない点です。


出稿したTwitter広告がユーザーによってリツイートされ、そのツイートからアクションに結びついた場合は費用が発生しない仕組みになります。そのため、広く拡散された場合は非常にコスパ良い宣伝が可能になります。


またTwitter広告はキーワードでのターゲティングも可能で、新たな潜在層にアプローチすることができるのもメリットです。


キーワードターゲティングはユーザーのツイートをもとに広告が配信されるため、今まで気付けなかった層に広告を届けることができます。


その顧客層から新たな戦略を練ることも可能で、さらなる自社のマーケティング強化につなげることができるでしょう。


Twitter広告のデメリット


Twitter広告のデメリットは、登録時に生年月日や性別などを入力する必要が無いので細かいターゲティングが苦手になることです。


そのため、Twitter広告はユーザーのフォロー、ツイート内容などを参考にした性別・年齢をターゲティングするため、Facebook広告のような細かなターゲティングはできません。


また、拡散性が高いために広告が炎上してしまうデメリットを持っています。


広告が炎上してしまうと、企業自体の名誉に関わることになってしまうので、広告を配信する場合は十分に注意してください。


Instagram広告


Instagram広告


Instagram広告はタイムラインやストーリーズなどで効果的に宣伝できるSNS広告です。


若者が多く利用しているSNSになることから、若者向けの商材やサービスのキャンペーンを行う際に適しています。


Instagram広告のメリット


Instagram広告のメリットは、目的に応じて様々なフォーマットの広告が配信できることです。


状況や場面に合わせて広告配信をすることが可能です。



  • 画像、動画広告で自社製品やサービスのアピール
  • カルーセル広告で自社のブランドの宣伝
  • ショッピング広告でECサイトの宣伝
  • アンケート広告でユーザーからの反応率をアップ


上記のように様々な状況や場面に応じて広告を使い分けられます。


広告を配信している途中で細かく動画広告の変更なども可能なので、臨機応変に運用できるのが大きなメリットです。


Instagram広告のデメリット


Instagramのデメリットは、他のSNS広告と比べると拡散力に乏しい点です。FacebookやTwitterのように簡素的にシェアをする機能がないため、話題性を広げるのに不向きな特徴を持っています。


またInstagram広告は自然にタイムラインやストーリーズで広告を配信できますが、その分魅力のないコンテンツは素通りされやすいです。


そのため、広告を配信する場合は配信するコンテンツの制作にきちんと力を入れなければいけません。


LINE広告


LINE広告


LINE広告は広告を配信する画面が多く、常に使いやすい形で更新されるSNS広告です。


LINEの登録ユーザーも8,400万人となっていますので、幅広い層に効果的な宣伝が可能です。


LINE広告のメリット


LINE広告のメリットは、ターゲティングの精度が高いという点です。


ユーザー数が多くその分保有しているデータも多いので、より適切なターゲットに向けて広告を配信することができます。


さらにオンライン上で広告運用を始められるのも大きなメリットです。


運用型広告であれば、申し込みから広告配信までオンライン上でスムーズに完結できます。


また低予算で広告運用を開始できるので、試験的に使うことができることから試用するには最適な広告です。


LINE広告のデメリット


LINE広告のデメリットは審査が厳しいことです。広告の内容やNGな商材やサービスもありますので、しっかりと確認しておかなければなりません。



LINE広告のデメリット
引用元:https://www.linebiz.com/jp/


さらに化粧品や健康食品など特定のビジネスでは、審査がさらに厳しくなるデメリットがあります。


そのためLINE広告は必ず出稿できるわけではないことを知っておきましょう。


LINE広告はInstagram広告と同じように拡散力が低いこともデメリットです。


ブランディングやエンゲージメントがやや苦手な傾向があるため、拡散性を求めている場合は他のSNS広告も検討してみると良いでしょう。


Tiktok広告


Tiktok広告


Tiktok広告は若年層のユーザーが多いTiktokで効果的に宣伝できるSNS広告です。ユーザーが参加するキャンペーンなども実施しやすく、話題性なども高められるのでSNS広告として注目されています。


Tiktok広告のメリット


Tiktok広告のメリットは、ショートムービーでユーザーに気軽に視聴してもらえる点です。


起動画面広告は3~4.9秒、インフィード広告は5秒~になることからで、動画視聴に慣れているユーザー層に訴求しやすいのが特徴です。


さらに楽曲数も非常に豊富ですので、自社の製品に合ったイメージの音楽を選択することで、広告の魅力を高めることができます。


商材やサービスに合った音楽を選ぶと、ユーザーの印象にさらに強く残ることから効果的な手法になっています。


Tiktok広告のデメリット


Tiktok広告のデメリットは費用が高額になることです。各広告で下記のような費用の相場となっています。



  • 起動画面広告:770円/1,000回再生、予算の相場としては500万円
  • チャレンジ広告:ベーシックプランでも1,000万円からが相場
  • インフィード広告:42万円から広告出稿が可能


上記のように他のSNS広告と比べて非常に費用が高いのが特徴です。


ベンチャー、中小企業というよりも比較的希望が大きい大企業向けのSNS広告となっています。


SNS広告の効果や成功事例について


SNS広告は細かくターゲティングでき、拡散性に優れた媒体が多く存在します。細かく効果測定をして改善することで、さらに広告としての効果を高めていくことができるでしょう。


実際に各SNS広告では多くの企業の成功事例があり、確かな成果を発揮しています。


自社の戦略やターゲティング次第では、今まで発見できなかった潜在層にもアピールできる場合もありますので、非常に効果的な広告媒体となっています。



SNS広告の効果や成功事例について


SNS広告のメリットとデメリットを理解しておこう


今回の記事では、SNS広告のメリットやデメリットについて紹介しました。各SNS広告の細かなメリットやデメリットにも触れていますので、実際にSNS広告を運用する際のイメージがしやすくなるはずです。



  • SNS広告では精度の高いターゲティングや新たな顧客層へのアピールが可能になる。
  • 各SNS広告でメリットやデメリットが異なるので運用する際には良く確認する。
  • SNS広告の中には審査が厳しく費用が高い媒体も存在するので注意する。


SNS広告を効果的に使うことで、新たな自社のマーケティング戦略を実施することができます。さらに戦略の幅を広げたい場合はSNS広告の運用を検討してみましょう。