DX促進に向けて覚えておくべき成果指標用語30選

DX促進に向けて覚えておくべき成果指標用語30選

Webマーケティング2021.03.12

目次


DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進される今、デジタルマーケティングなどのビジネスを学び始めた方にとって、第一関門となるのがその業界で使われる用語を覚えることです。普段聞きなれない用語ばかりな上に、似たようなアルファベット3~4文字で表記されることも多いため、それぞれを混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。


今回は、成果指標として使用される30の用語をご紹介します。DXが推進される今の時代、データ分析時の成果指標は覚えておいた方が良いでしょう。


特にアルファベットが多くなりますが、初心者の方にもわかりやすいようにご説明していきますので、これを読んで成果指標をマスターしましょう。


成果指標30選(アルファベット順)


ARPA(Average Revenue Per Account)


アカウント1つあたりの平均売上を示す指標。
売上÷アカウント数で計算する。


ARPU(Average Revenue Per User)


ユーザー1人あたりの平均売上額を示す指標。
売上÷ユーザー数で計算する。


Bounce Rate(直帰率)


WEBサイトに訪問して他のページに飛ぶことなく最初のページで離脱したユーザーの割合を示す指標。


CPA(Cost Per Acquisition/Cost Per Action


コンバージョン単価。新規顧客を獲得するのに1人あたりいくらコストがかかったかを示す指標。
広告をクリックしてサイトを訪問したユーザーの内、コンバージョン(成約)に結び付いた獲得単価のこと。
クリック単価÷コンバージョン率で計算する。


CPC(Cost Per Click)


クリック単価。(クリック単価はオークションにより常に変わるため、正確には平均クリック単価である)1クリックに対してどれだけコストがかかったかを示す指標。
広告費÷クリック数で計算する。


CPI(Cost Per Install / Cost Per Inquiry)


Cost Per Install … 広告を通してGoogle PlayストアやApp Storeからアプリをインストールした際に発生するコストのこと。


Cost Per Inquiry … 資料請求者発生単価。WEBサイトからの資料請求者、またはそれに該当する興味・関心を示した有望な見込み客1人を獲得するために費やしたコストのこと。


CPL(Cost Per Lead)


1件のリード(見込み客)を獲得するのにいくらコストがかかったかを示す指標。


CPM(Cost Per Mille)


インプレッション単価。広告が1,000回表示されるごとに広告主が支払うコストのこと。


CPO(Cost Per Opportunity / Cost Per Order)


Cost Per Opportunity…Cost Per Inquiryと同じ。資料請求者発生単価。WEBサイトからの資料請求者、またはそれに該当する興味・関心を示した有望な見込み客1人を獲得するために費やしたコストのこと。


Cost Per Order…広告費に対しての成約件数を示す指標。


CPR(Cost Per Response)


広告費に対して、何件のお問い合わせ(もしくは来店等なんらかのユーザーのアクション)があったかを示す指標。


CT


クリック数のこと。


CTR(Click Through Rate)


クリック率。広告がユーザーに表示された回数(インプレッション数)の内、ユーザーがクリックした回数の割合を示す指標。
クリック数÷インプレッション数×100で計算する。


CV


コンバージョンのこと。


CVR(Conversion Rate)


コンバージョン率。広告やWEBサイトにアクセスした全体ユーザーの内、コンバージョンに至った数を示す指標。
コンバージョンに至った人数÷全体のアクセス数で計算


eCPC(Enhanced Cost Per Click)


拡張クリック単価。各クリックがコンバージョンに繋がる可能性に基づいて、手動で設定された入札単価を自動的に調整してくれる入札戦略。


Engagement(エンゲージメント)


SNSの投稿に対して、ユーザーが積極的な反応(いいね、クリック、シェアなど)を示した割合を示す指標。


Exit Rate(離脱率)


WEBサイトやホームページを訪問したユーザーが、どこのページで離脱したのかを示す指標。


Impression(インプレッション)


広告やSNSの投稿などが表示された回数。「IMP」と表記されることが多い。


KGI(Key Goal Indicator)


重要目標達成指標。売上高や利益率、成約数などのビジネスの最終目標を定量的に評価できる指標。


KPI(Key Performance Indicator)


重要業績評価指標。KGI(ビジネス目標)を達成するための各重要プロセスが適切に実施されているかどうかを定量的に評価するための指標。


LTV(Life Time Value)


顧客生涯価値。取引中の顧客が、自社に対してどれだけの利益をもたらしたかを算出するための指標。


苦労して得た顧客と一度の取引だけで関係を終わらせることなく、その先も良好な関係を築き、顧客ロイヤリティ(ブランドや商品への愛着・信頼感)の向上、アップセル(サービスのアップグレード)やクロスセル(新サービスの紹介)をすることが大事であるという考え方のもと、ビジネスにおいて重要視される指標。


Open Rate


配信したメールの開封率を示す指標。


PV(Page View:ページビュー)


WEBサイトやホームページへのアクセス数を示す指標。


ROA(Return On Assets)


総資産利益率。経営資源である総資産が、利益を得るためにどれだけ有効活用されているかを示す財務指標。
利益÷総資産×100で計算する。


ROAS(Return On Advertising Spend)


広告費用対効果。費やした広告費に対して、どれだけ売上をあげることができたかを示す指標。
広告経由の売り上げ÷広告費×100で計算する。


ROI(Return On Investment)


投資対効果。投資した資本に対してどれだけの利益が得られたのかを示す指標。
利益額÷投資額×100で計算する。


Session(セッション)


WEBサイトへのアクセス(訪問)のこと。
サイトにアクセスし、そのサイトから出て行くかブラウザを閉じるまでが1セッションとなる。ユーザーによって、1セッションで1ページしか閲覧しない場合もあれば、1セッションで複数ページに渡って閲覧する場合もある。また、ページ閲覧してから30分以上空けて再び同じページを閲覧した場合、新たなセッションとしてカウントされることが多い。


TCPA(Total Cost Per Action)


目標コンバージョン単価。コンバージョン数を増やしながら平均コンバージョン単価の目標を達成できるように入札単価を自動的に設定してくれる入札戦略。


UB(Unique Browser)


ユニークブラウザ。「Cookie」を使って、ブラウザごとにユーザーの訪問数をカウントすること。


UU(Unique User)


ユニークユーザー。1日・1週間・1カ月など、特定の期間内にWEBサイトを訪れたユーザーの数。同一ユーザーが期間中に何度WEBサイトを訪問したとしても、1ユーザーとしてカウントされる。


最後に


今回は、DX化が進む現代で使用される、成果指標に絞った用語をご紹介しました。データやデジタル技術を活用した戦略的かつロジカルなビジネスの推進ため、積極的に使用しながら覚えていくことをおすすめします。