Webマーケティング2021.03.31
目次
Webサイトやリアルのマーケティング活動を通じて入手した顧客情報を有効に活用するために、顧客管理は重要です。
しかし、マーケティングに携わる人の中には、顧客管理を最適化する方法について頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなときに役立つ顧客管理ソフトについてまとめました。
顧客管理ソフトってなに?
顧客管理ソフトとは、多様な顧客ニーズにきめ細かく対応するために、部門を超えて顧客情報の収集・蓄積・分析・共有・活用を行う機能を一元管理できるソフトを指します。
それによって、顧客情報の中から購入頻度・購入単価の高い優良顧客に絞り込むことが可能になります。
顧客管理ソフトに蓄積されたデータを基に、顧客ごとに最適な製品・サービスを提供することで顧客満足度を高めます。
それによって顧客と良好な関係を構築し、顧客の購買行動を維持することにつながります。
顧客管理ソフトは、顧客情報を下記の3つの履歴に分けて管理します。
1. 顧客属性を表す履歴
個人顧客の場合は、氏名、住所、生年月日、性別などに分けて管理します。
法人顧客の場合は、会社名、部署名、所在地、担当者名、役職などに分けて管理します。
2. 購買履歴
購入された製品・サービス、購入日時、数量、価格、担当者などに分けて管理します。
3. 収益性につながる履歴
累計売上、購買頻度、予算、次期購入予想などに分けて管理します。
上記の情報を蓄積・共有することによって、顧客管理の最適化につなげます。
顧客管理ソフトを活用する6つのメリット
1. 顧客情報の整理・抽出を効率化できる
蓄積された顧客情報を細かく分類することで、より関係を深めるべき顧客を効率的に発見し、注力することが可能になります。
2. レポートの作成・管理を効率化できる
顧客管理ソフトには、日々の商談・販売記録などの分析レポート・会議資料・案件管理表などを自動で作成する機能があります。それによって業務効率化を図ることが可能です。
3. コスト削減につながる
顧客管理ソフトを活用することで、顧客情報の管理に余分な人件費や労力を割く必要が減り、コスト削減につながります。
4. 現状をリアルタイムに共有できる
顧客管理ソフトを活用することで、マーケティング施策の状況をリアルタイムに共有することが可能になります。
それによってマーケティング施策の問題点を一目で把握でき、適切な対策を練ることにつながります。
5. 顧客ニーズの早期発見につながる
顧客管理ソフトを活用することで、顧客情報をリアルタイムで確認できます。それによって顧客のニーズに早期に気づき、新たな施策を検討することにつながります。
顧客管理ソフトを効果的に活用するためにやっておきたい3つのこと
顧客管理ソフトを導入する場合、下の3点に対して課題や目標を設定することが大切です。
1. 顧客管理ソフトを活用した戦略を立てておく
顧客管理に対する自社の課題と顧客管理ソフトの導入目的を照らし合わせて戦略を立てます。
その後、顧客管理ソフトの具体的な数値目標であるKPIまで含めて設定します。
それによって、顧客管理ソフトを使う人が共通認識を持って効果的に顧客情報を活用できる状態を作ることが大切です。
2. 顧客管理ソフトの運用体制を整えておく
顧客管理ソフトによって部門の垣根を超えて、顧客情報の共有が可能になります。
そのため、事前に顧客管理ソフトの導入に関連する各部門のニーズ・利用目的をヒアリングしておき、顧客管理ソフト導入後の運用体制を整えておくことが大切です。
それによって現場で顧客管理ソフトを使用する際、スムーズに導入することにつながります。
3. 他のシステムとの連携の可否を把握しておく
顧客管理ソフトを導入する際、事前に他のシステムとの連携の可否について確認しておくことが大切です。
社内の情報システム部門などと協力して、必要なシステムを連携させておくことで、導入後のトラブルを防ぐことができます。
2つのおすすめクラウド型、顧客管理ツール
かつては、インストール型の顧客管理ソフトが主流でしたが、現在では、クラウド型の顧客管理ソフトが主流となっています。2つのおすすめの顧客管理ツールを紹介します。
1. Synergy!
Synergy!は、シナジーマーケティング株式会社の提供する顧客管理ツールです。
Eメール・電話・FAX・商談など、形式やタイミング、入力経路の違う顧客情報に対して、柔軟に対応可能な顧客管理データベース機能を搭載しています。
入力した顧客情報に対して多様な分析や集計を行えるため、様々な業種・業態において顧客管理によるマーケティング活動の強化につながります。
メール配信や管理・Webアンケートなど、顧客情報を活用した顧客との関係構築につながる施策を一つのアプリケーション内で一元管理できる点も便利です。
外部システムとのデータ連携のほか、セキュリティ面も充実している顧客管理ツールです。
2. Betrend
Betrendは、ビートレンド株式会社の提供する顧客管理ツールです。
来店回数・クーポン利用・ポイント利用などの利用履歴と会員情報を紐づけて管理する機能を搭載しています。
ECサイトや基幹システムなどの外部システムとのAPI連携によって、Betrend以外で発生した顧客の行動履歴も含めて活用可能です。
それによって、顧客に応じたメール配信やクーポン配信に活用したり、来店スタンプをスマホ経由で付与したりすることができます。
来店検知や会員証機能を搭載したアプリによって、スマホ・携帯電話に対しても最適化されている顧客管理ツールです。
まとめ
今回は顧客管理ソフトについてまとめました。
事前に顧客管理ソフトの特徴やメリットなどを把握しておくことでスムーズな導入はもちろん、効果的な運用を行うことにつながります。
顧客管理ソフトを活用することで、効果的なマーケティングに役立てていきましょう。