Webマーケティング2021.03.31
目次
アクセス解析・広告運用は、Webマーケティングを活用して成果をあげていくために必須の実務能力です。
しかし、アクセス解析・広告運用に対する個人の実務レベルを目に見える形で表すことが難しい分野とも言えます。そのため、資格をうまく活用するのも実務能力を明示する有効な手段の一つです。
そこで今回はマーケティングの資格の中でも、特にアクセス解析・広告運用に役立つ6種類の資格を紹介します。
1.GAIQ(Google Analytics Individual Qualification)
Google社が実施するGoogle Analyticsの習熟度を認定する資格です。日本語に対応しており、受講料無料のテストとして実施されています。
学習専用のコンテンツとして、昨年からAnalyticsアカデミーが開設されています。講師のレクチャー動画と内容テキスト、確認テストなど、GAIQ取得に必要な内容を学習する充実したコンテンツが揃っています。
導入・設定のみならず、レポート活用に関する内容まで含めて、より実践的な内容となっています。そのため、特に*Googleアナリティクスを業務で活用している人におすすめの資格*です。
受講料
無料
資格有効期間
18ヶ月
公式サイト
2.Webアナリスト検定
一般社団法人日本Webソリューションデザイン協会が実施する、成果を出せるWebアナリストを育成する検定です。
Webサイトのアクセス解析のデータ、市場動向、トレンド等、さまざまなマーケティング情報を分析し、企業の業績向上に導いていく役割を果たすことのできる人材を「Webアナリスト」と定義しています。
*「自社のWebサイトの改善を任されているが、何をどうしたらいいのかわからない」という人や、「アクセス解析をはじめとするWeb解析、マーケティング業務のスキルを身に着けたい」という人におすすめの資格*です。
受講料
講座受講料・テキスト代・検定試験費用込み:25,920円(税込)
講座受講料・検定試験費用のみ:21,600円(税込)
講座受講料・テキスト代のみ:15,120円(税込)
検定試験費用のみ :10,800円(税込)
資格有効期間
特になし
公式サイト
3.WACAウェブ解析士
WACAウェブ解析士は、一般社団法人 ウェブ解析士協会が認定する資格です。
「成果につながるウェブ解析ができる人材を育成すること」を目的に設けられた資格制度で、アクセス解析・KPI設定・計画立案・プロジェクトファシリテーションなどを学習します。
「初級ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の三段階の資格制度になっており、自分のレベルに合わせて受講することができます。
最上級の「ウェブ解析マスター」まで取得すると、講師として企業の社内研修を行えるようになります。そのため、*企業向けの研修ができるぐらいにウェブ解析についての知識・能力を高めたい人におすすめの資格*です。
受講料
初級ウェブ解析士:21,600円(税込)
※初級は、試験のみの場合、10,800円(税込)
上級ウェブ解析士:86,400円(税込)
ウェブ解析士マスター:324,000円(税込)
資格有効期間
特になし
公式サイト
4.Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定
Yahoo!JAPANが運営するYahoo!プロモーション広告のプロフェッショナル認定資格です。
スポンサードサーチ、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に関する知識や理解度が測れます。
また、一定のスコアを取得した場合、Yahoo! JAPANから、名刺などに掲載できるプロフェッショナルロゴが授与されます。そのため、特に*Web関連の営業を担当している人は、クライアントから信用される要素の一つとしておすすめの資格*です。
受講料
ベーシック、アドバンスト共通:6,648円(税別)
資格有効期間
特になし
公式サイト
5.Google AdWords認定資格(Google Partner認定試験)
Googleが運営するGoogle AdWordsのプロフェッショナル認定資格です。
試験は初級1種と上級2種に分かれていて、Googleの広告やキャンペーンの効果的な運用・管理手法を身につけることができます。
公式の試験対策ガイドが整備されているため、誰でも学習しやすい環境が整っています。
また、資格を取得することで、認定証を名刺などに表示することができます。それによって、営業で顧客先を訪問する際の話のネタになったり、信頼性向上につながったりする可能性が高まるため、特に*Googleアドワーズの広告代理店の担当者におすすめの資格*です。
受講料
初心者向け 無料
検索広告の上級者向け試験 無料
ディスプレイ広告の上級者向け試験 無料
資格有効期間
1年(広告掲載の初心者向け試験のみ2年)
公式サイトURL
6.統計検定
統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会等が提供する、統計に関する知識や活用力を身に付けるための検定です。
Webマーケティングの領域では、アクセス解析・広告効果測定・ビッグデータの活用など、数値に基づいて適切な判断を行う統計知識が求められるようになってきています。
特に*Web担当者の中でデータ解析に深く携わる人にとっては、分析における土台知識の習得のために便利な資格*です。
受講料
3,000~10,000円(級ごとに異なります)
資格有効期間
特になし
公式サイトURL
まとめ
アクセス解析・広告運用は、Webを活用して成果をあげるために重要な実務能力です。
自分にあった資格制度をうまく活用することで、既に実務経験のあるWeb担当者にとっては自分の知識・スキルのレベルが客観的に把握できます。それによって、どこをどのぐらい伸ばしていけば、より高い能力を修得できるのかを知ることでできて便利です。
また、実務経験者だけでなく、これからマーケティングの仕事への就職・転職を目指す人にとってもアクセス解析・広告運用の資格は有効です。資格があることで知識・スキルのレベルを客観的に示すことができ、正当な評価を得やすくなるので、ぜひ自分が目指すレベルに近い資格から勉強を始めてみましょう。