Webマーケティング2021.03.31
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色には、パワーがあります。好きな色に一瞬にして目を奪われたり、気分が変わったり、感情を呼び起こされたり。ウェブデザインでも同じことが言えます。ウェブサイトの配色は訪問者を惹きつける重要な要素なので、ウェブデザインにおいて配色の選択は最も力を入れるべきポイントといえるでしょう。
今回は魅力的なサイト制作に欠かせない、ウェブサイトのテーマカラー、テキストと背景の色を決定するためのポイントを紹介します。
コントラスト
テキストの色選びにおける基本中の基本は、訪問者にとっての "読みやすさ"です。テキストが目に止まり、読みやすいウェブサイトを制作するためには、背景とテキストのコントラストが適切であることが大切です。背景とテキストに、似たような色を使ってしまうのはタブー。明るい色の背景には暗い色のテキスト、もしくは逆の組み合わせにするといいでしょう。イメージの上にテキストを重ねる場合も同様です。また、長い文章には暗いテキストを使うと読者が集中力をキープしやすいということも知られてます。
ハーモニー
ウェブサイトを構成する要素は、整合性があり、お互いを際立たせるような存在であるべきです。色に関して言えば、淡い黄色の背景を選択した場合、タイトルは暗めの色にして目立たせる一方、あまり極端すぎない組み合わせを選びましょう。常に"ハーモニー"を考慮することが大切です。
ブランディング
ウェブサイトで特に伝えたいコンセプトや雰囲気などはありますか?色づかいを工夫することでメッセージを上手に伝えることができます。環境に優しい"グリーン"な会社であれば、実際にグリーンや自然を彷彿させる色をデザインに使うといいでしょう。もし子どものおもちゃを販売しているのであれば、鮮やかで活き活きとした色合いを使うと、イメージにぴったり合ったホームページが出来上がります。一概に正解、間不正解といった答えはありませんが、業界やサービス、商品のイメージにマッチした色を選ぶのがポイントです。
ウェブデザインのスタンダード
むやみにいじらない。これが鉄則です。ウェブデザインには「皆が持っている共通認識=スタンダード」があります。たとえば、グレーのテキストであれば、書き込みフォーム。赤いテキストであれば、エラーもしくはデータが欠けていることを示します。青い下線のテキストは、ハイパーリンク。これらのスタンダードを理解した上でその部分については変更を加えず、残りの部分で「自社らしさ」「ブランドらしさ」を自由に表現しましょう。
文化への配慮
国や文化によっても、色が持つ意味合いや色への反応は異なります。文化、宗教、祝日など、ターゲット層の違いによって、何か特別な意味があるのかどうか、しっかりリサーチをする必要があります。たとえば、赤。中国では縁起がいいとされている一方、アメリカでは愛を意味することを、ご存じですか?制作するサイトと、サイト訪問者の両方にとって、意味合いもセンスもぴったりフィットする色合いを選びましょう。
ウェブデザインにおいて、細部まで注意を払う事は大切です。ヘッダー、ボタン、フッターに至るまで、テキストすべてを美しくかつ正確に仕上げることを念頭におきましょう。サイト訪問者に好印象を与えることは、顧客獲得の第一歩です。