業務効率化2021.03.29
目次
近年、メディアでIoTが話題になっています。
既にご自宅やオフィスなどで活用されている方も多いのではないかと思います。
代表的な例として、スマート家電が挙げられると思いますが、IoTには様々な種類があり、それぞれ活用シーンが異なりますので、今後活用をご検討中の方に向けて、例を挙げながら説明していきたいと思います。
ここでは、聞いたことはあるものの、詳しくはよく知らない…。
そんな方に向けて、IoTとは一体どういうものなのか?分かりやすく解説していきます。
IoTとはなにか?
そもそもIoTとは何のことなのか?
IoTとはInternet of Things(モノのインターネット)という意味の略語で、その名の通りインターネットを通じてモノにアクセスするというシステムです。
他にも機械同士を通信させるシステムでM2M(Machine to Machine)というものもありますが、M2Mが人間を介することなく機械同士のみでの通信を行うものであるのに対して、IoTはインターネットを基盤にした機械や、人間の操作する端末を含む包括的な通信システムを指すという点で違いがあります。
従来のインターネットでは、パソコンやスマートフォンなど、一部の通信機能を備えたデバイスのみが接続を行っていましたが、昨今の通信技術の発達及びスマートフォンに代表されるような通信プラットホームの増加によってインターネットがカバーする範囲は著しく拡大していきました。
そうして拡大したインターネットを活用してモノの機能を向上させ、時に新たな役割を創出する、それがIoTというものです。
モノとヒトをインターネットがつないでくれるイメージです。
さらに詳しくIoT
IoTの成り立ちについてご説明したところで、もう少し詳しくIoTを解説していきたいと思います。
モノに通信機能を付与することで、インターネットを経由して機器の制御を行ったり、リアルタイムな情報確認を可能にしてくれます。
あくまで一例ですが、クーラーなどの家電に、通信機能や温度・湿度などの情報を取得するセンサーユニットを取り付けると、上に挙げたようなリアルタイムな情報確認が可能になるのです。本当に便利な世の中になりました。
センサーユニットから自動収集した情報をインターネットを経由して、利用者のデバイスで参照することができる。その上で、対象機器には適切な動作をさせ、利用者に情報をわかりやすい形でフィードバックする。
身近な所でも、このような使われ方ができるようになってきているんです。
多くのIoTで共通して言えること、それは…。
情報収集するための機能や装置、通信機能、情報を可視化するアプリケーションやWebサービスです。
とりあえずこの3つを覚えておけば、IoTがどのようなものか理解していくことが可能になるでしょう。
社会で活躍するIoT
IoTの基本的な部分をご説明したところで、IoTが現代社会においてどのような活躍をしているのかご紹介します。
IoTによる業務効率化が最も期待されている業界が運送業及び製造業です。
運送業では管理倉庫で商品に専用のタグをつけることで何がどこにあるのかを一括で管理・確認できるようになり、煩雑なピッキング作業の効率を飛躍的に高めてくれますし、配送においても配達車両にGPSを取り付けて一括管理することで渋滞を回避して、より早く荷物を届けることができます。
また配車状況もリアルタイムで確認できるようにもなるので、より効率的な管理が行えるようになります。
製造業では作業機械にセンサーを取り付けて監視することにより工場全体の機械の保全状況をすぐに確認でき、故障時により早く対応して損害を最小限に食い止めるだけでなく、全体の稼働状況をもとに最適な生産計画、人員配置を行うことも可能になります。
このようにIoTを活用して自動化を進めた工場を「スマートファクトリー」などと呼んでいるようです。
まとめ
ここでは、IoTとはそもそもどういったものなのか、基本的な部分を例を挙げてご紹介しました。
当記事を通じて、現代社会で大きな活躍をしているIoTが、どのようなものなのか少しでもご理解いただけたなら幸いです。
IoTは今後ますます拡大、発展を遂げようとしているので賢く活用していきたいものですね。