お役立ち情報2022.02.16
目次
最近は何でもワイヤレスですが、電子機器の給電も数年前からワイヤレス対応の機器が増えてきました。
一番身近なところですとスマートフォンでしょうか?
日本はiPhoneユーザーだらけなのでiPhone8がワイヤレス給電可能となった事で認知が広がったのかなと思います。
さらに日本を代表する自動車産業でも脱炭素社会の実現に向けて電気自動車(EV)が発売されてきてますが、
こちらでもワイヤレスで給電ができるようです!
そこで、今回は様々な場面で普及していきているワイヤレス給電についてお伝えしたいと思います。
◇ ワイヤレス給電とは
離れた場所にある電子機器や電気自動車(EV)などに電源コードを用いることなくワイヤレスで充電する技術です。
ワイヤレス電力伝送(WPT)とも呼ばれます。
方式はいくつかあるようですが、代表的なものをご紹介いたします。
・磁界結合方式
既に多くの機器で実用化されており、スマートフォンの「おくだけ充電」がまさにこの方式です。
伝送できる距離は数cmまでですがケーブル接続のように金属部分の接触がありませんので、
防水性が高く水回りに設置してもショートする危険が少なく安全に使用が可能です。
電動歯ブラシや電気シェーバーなどでも採用されています。
・磁界共鳴方式
磁界結合(電磁誘導)方式と比較して伝送可能距離が長く、数mの距離でも給電を可能にするという強みがあります。
自動車などは車高がある為、数㎝では届かないのでこちらの磁界共鳴方式が標準化の流れになっています。
◇ 人体に影響はないの?
ワイヤレス給電は非常に便利だと思いますが、磁界が発生するわけですから人体への影響は多少ありそうですよね!
昔、携帯電話やテレビや電化製品の電磁波を気にする方が結構いましたよね!なんか最近聞かないですが(笑)
これについては総務省や国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)によるガイドラインなどにより規制されているようです。
ですので、とりあえずは大丈夫そうですね。
◇ ワイヤレス給電の今後について
ワイヤレス給電の市場は世界的にも需要が見込まれている市場ですが、やはり自動車産業が相当影響すると思われます。
欧州連合(EU)の温暖化ガスの大幅削減に向けた包括案により、ハイブリッド車を含むガソリン車など内燃機関車の新車販売について、
2035年に事実上禁止する方針というニュースは皆さんもご存知だと思います。
これにより電気自動車(EV)市場が盛り上がるのは間違いないですよね!
となるとワイヤレス給電は電気自動車(EV)で必要不可欠なものになりそうです!
事実、矢野経済研究所の調査結果によると市場規模は2021年の4301億円に対し、2031年は1兆5496億円に拡大する見通しだそうです。
===========================================================================================================================
今回はワイヤレス給電についてお伝えしましたが、これからは電子機器をコンセントに挿さなくても利用できる日が来るかもしれません!
技術の進歩は早いので置いて行かれないように頑張りましょう!
まだワイヤレス給電を使った事がない。。。(汗)という方はまずはスマホの置くだけ充電で試してみてはいかがでしょうか?
参考までにiPhonの置くだけ充電器をご紹介しておきます。
https://brand.softbankselection.jp/category/BR_MOBILEBATTERY/4580152975792.html
これからも役立つ小ネタ・サービスをお届けしていきます。
===========================================================================================================================