Webマーケティング2021.03.31
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「アフィリエイト」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、このアフィリエイトも「マーケティングの一種」だと聞くと驚く方もいるでしょう。
アフィリエイトとは自分のブログなどに広告を貼って、成約されると報酬を貰えると考えている方が大半だと思いますが、ブログに広告を「貼る側」ではなくて、「貼ってもらう」広告主側にしてみれば、この方法も立派なマーケティングなのです。ここでは、マーケティングとしての「アフィリエイト」についてご紹介します。
仕掛ける側のアフィリエイトとは?
アフィリエイトといえば、いわばユーザーとアフィリエイター、そして広告主との仲介者であるA8netやバリューコマースなどのASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)を通して実施するのが一般的ですが、ASPを通さない直接のアフィリエイトもあります。
アフィリエイター側からしてみれば、アフィリエイトとは、自分のブログなどに出したい広告を決め、広告コードを自分のブログなどに貼り付け、ユーザーがその商品の広告をクリックしたり、成約したりしてくれると報酬を得ることを指します。
しかし、広告主側のマーケティングとしてのアフィリエイトでは、広告を出す最終目標として商品の購入をはじめ、サイト訪問数の増加、会員登録、資料請求などがあります。
広告主側がASPを利用するには、獲得件数がたとえゼロだった場合にも費用がかかります。
また、一応の審査はあるものの、アフィリエイターを広告主が選ぶことはできないため、意図しないサイトに広告が貼られてブランドイメージが低下してしまうリスクもあります。それを乗り越えてまで広告を出すということは、費用対効果が優れていることに他ならないということが挙げられます。
また、ユーザーとアフィリエイター、さらに広告主をつなぐASPが存在することで、広告主はいちいち媒体主に対して商品説明をする手間が省けていますし、アフィリエイターにしてもサイトに掲載されている自分が好きな広告を自由に選べるので、費用対効果に加えてリソースを削減でき、とても効率的だと言えます。
アフィリエイトには2種類ある
それでは実際にアフィリエイトの種類を見ていきましょう。アフィリエイトには次の2種類があります。
成果報酬型
まずは「成果報酬型」です。その名の通り、ユーザーがアフィリエイターの広告を通して広告主のサイトを訪れ、実際に商品を購入すると購入件数に応じてアフィリエイターが報酬を得ます。
多くの場合この成果報酬型は物販や、情報商材などの販売に使用されていることが多いです。
クリック保証型
成果報酬型に対して「クリック保証型」または、単に「クリック型」という形式もあります。これはアフィリエイターが貼ったバナーをユーザーがクリックするたびに報酬が支払われます。その後、ユーザーが商品を購入したかどうかは問題ではありません。
まとめ
ここではマーケティングとしての「アフィリエイト」についてご紹介しました。普段何気なく使っているアフィリエイトという言葉ですが、自分のブログに広告を貼る側のアフィリエイターでなくて、ブログ広告を貼ってもらう側の広告主が行うマーケティングとして捉えた場合、広告を作ったり説明をしたりという手間はASPの存在でかなりリソースが楽になります。
それに、アフィリエイターの審査は、一応はするものの、どのアフィリエイターのサイトやブログに自社の広告を貼るかどうか自体は選べないため、ややもするとブランドイメージの低下などのリスクはあるものの、商品購入や会員登録、サイトへの誘導数などの費用対効果は高いため、アフィリエイトマーケティングは、効果的なマーケティングの一種だと言えるでしょう。