アドネットワークは画像だけじゃない！テキストアドネットワークのススメ（前編）

多くの企業が、より多くのユーザーを獲得し収益を得るために多くの広告手法を運用しながらマーケティング活動を行っています。最初のうちは単価やクリエイティブ、頻度や時間などを模索しながら効果の出る手法を模索し最適な手法をみつけても、アプローチできる母数が限られてきたりと、同じ方法をただ運用していても効果はすぐに頭打ちになってしまい、悩んでいるマーケティング担当も多いのではないでしょうか？広告の効果を上げるためには、現状の手法をよりよくするために高速でPDCAを回していくことも非常に重要ですが、それだけではなく新たな手法を常に模索していく活動が欠かせません。そこで今回はリスティングに変わる新たな広告手法として注目を集め始めているテキストアドネットワークについて、どのような広告手法なのか事例も交えてご紹介します。

テキストアドネットワークとは

テキストアドネットワークの従来のアドネットワークと何が違うのでしょうか。従来のアドネットワークはバナー広告が中心で「見る広告」という要素が強く、「いかに目に引くクリエイティブか」が重要でした。またスマートフォンで見た際には特に掲載順位のバリエーションが少なく、操作中の誤クリックが多いためコンバージョンに繋がりにくかった企業もあったようです。一方テキストアドネットワークはバナー広告とは違いテキストごとにメディアを選択できたり、独自の掲載スペースでの訴求が可能になったりと非常に柔軟性の高い点が特徴です。またテキストをしっかり読んでからクリックさせる「読む広告」で、スペースも従来のアドネットワークと比較して省スペースなので誤クリックも少なく無駄な広告費を消費してしまうことも比較的少ない点も、効果が高いと言われている所以です。

テキストアドネットワークを用いた2つの効果事例

事例1「課金率の大幅アップ！最初に内容を理解してもらうという強み」

独立開業支援業のT社では、テキストアドネットワークを導入したことで、他者DSPと比較し課金率が130％高いという結果が出ています。

例えば、メルマガの無料会員登録を成果とした場合、利用者が配信先について可能な限り詳細に条件を絞り込んだとしても、従来のアドネットワークではバナー画像の印象や画像から読み取れる情報の少なさなどにより、誤クリックが起きる可能性が高まってしまいます。その点、テキストアドネットワークの場合はテキストによってクリック先の情報をあらかじめ確認できる為、誤クリックの可能性が低くなるばかりか、クリック先の内容に対し興味のある利用者のクリックを促がすこともできる為、登録の確率が高まるのです。

また、T社の場合では、配信先を細かく調整し運用したこともまた課金率の高さに繋がったようです。

事例2「CPAの半減！検索ターゲティングの利用」

WEBコンテンツサービス提供業のY社では、CPAを従来の半分に抑えることに成功しました。その秘密は検索ターゲティングの利用です。

検索ターゲティングとは事前に事業者の方から「コンテンツサービス」などのキーワードを設定しておき、利用者がテキストアドネットワークのパートナーサイトを閲覧した際に、設定したキーワードに関する広告を表示させる機能のことです。

利用者側のプロセスも紹介しましょう。まず利用者が新しいコンテンツサービスやそれに関する情報を求め「コンテンツサービス」などのキーワードで検索をします。利用者がキーワードを使い検索することで事業者が登録しているパートナーサイトに飛び、広告を目にすることになります。

この場合は最初からそのキーワードに関するコンテンツ・情報を求めている利用者を狙って宣伝ができる為、収益率のアップが見込める訳です。

テキストアドネットワークで効果の上がる特徴

2つの事例からテキストアドネットワークの効果について紹介しました。事例からも分かる通りテキストアドネットワークで成功している企業は配信を細く設定したりとPDCAを回しながら実施しています。従来のアドネットワークよりもクリエイティブの作成と編集が非常に容易なためPDCAサイクルを高速に回すことができるのもテキストアドネットワークの効果が高いと言われる理由になります。また広告枠の豊富な配信バリエーションを持ちながら低いクリック率で運用できる点も効果を支える特徴となっています。

まとめ

改めてテキストアドネットワークの強みとは「利用者に広告先の内容を理解してもらったうえでクリックされること」と「広告先の物に関して興味を持っている利用者を獲得できること」の2つが挙げられるでしょう。広告を配信し効果を上げるにあたって、もっとも大事なことは利用者に「見てもらうこと」と「興味を持ってもらうこと」です。これらをクリアできるテキストアドネットワークは、とても有効性の高い広告手法と言えそうです。

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