Webマーケティング2021.03.31
目次
サイト内検索機能について「サイトの動線設計が充実しているから不要」「とりあえず作って成果を確認していない」という場合が多いのではないでしょうか。
サイト内検索は、サイトの動線設計と同様に、売上やコンバージョンの向上につながる重要な要素です。
今回は、知っておきたいサイト内検索の仕組みと、サイト内検索の必須機能について紹介します。
サイト内検索とは?
サイト内検索とは、Webサイト内で、ユーザが求めているコンテンツやページをキーワードから検索するシステムです。
サイト内検索に使用される2つの仕組み
サイト内検索の仕組みには、大きく分けて2種類あります。
1.クローラ型
クローラとは、Web上を巡回して検索対象となる文書や画像などの情報を取得し、自動的にデータベース化するプログラムのことです。
サイト内検索の場合は、サイトの範囲内でクローラが巡回し、検索対象になる情報を集めます。これによって、サイトに掲載されている内容が認識され、サイト内の情報に対して検索が行えることになります。
情報として認識されるのは*HTMLで出力されている内容*です。
2.情報連携型
情報連携型では、あらかじめ「何の情報を」「どのような条件で」サイト内検索機能の結果として表示するか決め、*データベースの内容*と条件が一致するものを返します。
流された情報に応じて、検索時に表示される内容をコントロールすることができます。
サイト全体から、必要な情報を検索できるようにするにはクロール型、商品などを検索できるようにする場合には情報連動型を用います。
サイト内検索のユーザビリティ改善に欠かせない3つのポイント
更に 「目当てのものに最短で辿り着きたい」というニーズを満たすために、サイト内検索に必要な3つのポイントを紹介します。
下の3つのポイントを押さえることで、検索のユーザビリティを改善でき、コンバージョンの向上につながります。
1.サジェスト
サジェストとは、検索窓に文字を打ち込んだ際に、検索候補を自動的に表示する機能です。
ユーザ側の入力の手間や打ち間違いを減らすことで、イライラすることなく目的のページまで辿り着いてもらえるようになります。
2.ドリルダウン
ドリルダウンとは、商品などを絞り込む機能です。
ユーザが探し求める商品を見つけやすくし、無駄なく目的の商品にたどり着けるようになります。
例えばファッションのECサイトの場合、絞り込む内容の例としては、性別、カテゴリー、ブランド、素材、色、産地、性別、価格などが挙げられます。
3.ファセットカウント
ファセットカウントとは「あるカテゴリーで絞り込んだ場合に表示される件数」を表示する機能です。
ユーザは絞り込む前に表示される件数を把握することが可能になることで、ユーザの無駄なアクションや検索結果ゼロを減らし、サイト内の回遊意欲を高めることにつながります。
まとめ
サイト内検索は、改善が遅れてしまいがちですが、ユーザビリティ改善やコンバージョン率の向上に貢献する重要な要素です。
次回は、簡単に充実した機能のサイト内検索を導入できるツールを紹介します。