Webマーケティング2021.03.31
目次
ソーシャルメディアの運用を始めるには、多くの作業は必要ありません。今回は、ソーシャルメディア運用のための5つのステップを紹介します。
ソーシャルメディア運用の基本的な流れ
社内でソーシャルメディアの運用を担当する場合、まずは下記の5つの作業を行います。
1.企業アカウントの開設
[Facebook]の場合、個人のアカウントを保有している必要があり、個人のアカウントにログイン後、Facebookページの作成をします。
Facebookにログイン後、右側に表示される「▼」アイコンをクリックし「ページを作成」を選択します。
まずは、カテゴリを選びます。自社のページに一番近いと思われるものを選択します(※後から変更も可能)。
以降は、画面にしたがってページ名や説明文などを入力することで、Facebookページの作成が完了します。
ここで、注意しておきたいのがFacebookページのページ名は200人のファンがついた後では、変更できません。Facebookページへのいいね!が200人に達するまでに、しっかりと検討してページ名をつけましょう。
アカウントの作成が完了したら、プロフィール画像と背景画像を設定して開設します。
[Twitter]の場合は名前(アカウント名)、メールアドレス、パスワードを入力して登録をします。
アカウントの作成が完了したら、プロフィール画像と説明文章などを設定して開設します。
2.投稿の企画
ソーシャルメディアでは、単純に商品を売り込む投稿のみではなく、「ブランディングや認知」を目的としたイベントやキャンペーン、共感されるような投稿が重要です。
共感を得ることで拡散され、ファンが増えて行く中で、新しい商品の情報を発信することで自然と購入につなげることができます。
3.投稿原稿の作成
TwitterでのツイートもFacebookページの投稿も、ただ書くだけでなく、それぞれのメディアに合わせたお客さんの目に留まる文章を練り、原稿を書きます。
月単位や週単位でどのぐらいの記事数を投稿していくのかによって原稿作成のペースを決めたり、担当者の人数を調整したりします。
4.投稿原稿の編集、(承認)
Twitterアカウント、Facebookページとも、上がってきた原稿に目を通し、誤字や不適切な表現がないか、画像と文章の組み合わせは適切か、などを確認します。
「承認」について(特に大企業では)、広報担当者や上司への確認などが必要な場合は承認までのフローをしっかりと組む必要があります。
5.投稿
投稿原稿の編集、承認が完了したら投稿します。投稿時間に手動で投稿を行なってもよいですが、効率よく運用するために予約投稿を利用しましょう。
Facebookでは予約投稿のシステムがあり、Twitterでは外部ツールで予約投稿が可能です。さらに、FacebookとTwitterを一括で管理、投稿ができるツールもあります。
目標設定やその他のステップ
運用メンバーの招集
少人数で運用を行う会社もあれば、組織内で運用に力を入れるために、複数の部署から横断的にソーシャルメディア運用担当者を選抜(招集)し、チームで運用体制を築く会社もあります。
ソーシャルメディアはキャンペーンと連動して運用することで効果を発揮できることが多いです。キャンペーンが決まってから広告と同じように投稿するのではなく、ソーシャルメディアの目的をチーム全体で理解し、*キャンペーンの企画段階でソーシャルメディアをどのように活用するかを決められる体制*である必要があります。
目的、ターゲット、KPIの設定
Facebookページ、Twitterアカウントでは、「誰(をターゲット)に」「どんな目的」で、発信していくのかを明確にします。それが決まったら、目的を達成するためのコンテンツと、達成度合いの基準となる「KPI(目標となる指標)」まで落とし込みます。
・Facebookページのいいね数や、Twitterのフォロワー数といったファンの獲得数
・投稿のリーチ数
・エンゲージメント率(特にリンククリック率)
・サイトへの流入数
などの指標があります。
運用定義(ポリシー)の策定
TwitterやFacebookなどソーシャルメディアが他の媒体と違うところは、一般のユーザの方、つまり、お客様と直接やり取りする形になるところが挙げられます。より身近で親近感が湧きやすい反面、不用意な投稿など、悪い情報もすぐに拡散されてしまう危険もあります。
便利なソーシャルメディアを有効に活用し続けるために、担当者同士が、共通認識を持って運用に当たるための共通ルール(運用ポリシー)を策定しておくことが重要です。
ソーシャルメディアは投稿で終わりじゃない
ソーシャルメディアは投稿したら終わりではありません。*ユーザとのコミニュケーションが取れることがソーシャルメディアの大きな価値*であり、しっかりと返信などの対応を行なう事が必要です。
コメントの作成と返信
自社のソーシャルメディアに訪れ、投稿に対してコメントを返してくれるユーザがいます。運用担当者は、そいうったユーザの反応(コメント)を見逃さず、素早く返信を返していくことで、ユーザと深い関係を築いていくことが大切です。
投稿・会話履歴の管理
投稿やツイートを重ねていくと、どんな投稿に反応が集まったかが分かってきます。そういった投稿の改善に繋がるヒントを社内で共有したり、あとの分析につなげるために、分かりやすい形で保存(管理)しておく必要があります。
まとめ
ソーシャルメディアの運用を始めるまでの流れはとてもシンプルです。また、広告と異なり自社内で運用をコントロールできる範囲が大きい点も魅力です。
ソーシャルメディア運用は、一方的な情報発信ではなく、ユーザとのコミュニケーションであることから、イレギュラーな作業が増える可能性が高く、効率良く運用するための仕組みづくりが重要です。