Webマーケティング2021.03.31
目次
ソーシャルメディアを活用したいと考えていても、どのような投稿をすれば反響があり、効果的に利用できるのかがわからず、手が出せないという場合も多いと思います。今回は、ソーシャルメディアの中でもFacebook、Twitterについて上手く活用するための4つの方法について紹介します。
1.拡散しやすいコンテンツになるように工夫する
ソーシャルメディアを利用する大きなメリットは、コンテンツをユーザが拡散させることです。拡散を促すためには、「投稿が目立つようにする」「共感を狙ったコンテンツを作る」「キャンペーンを打つ」という3つがポイントです。
画像やサムネイルを利用して投稿を目立たせる
*FacebokやTwitterで投稿するときには、画像を利用*しましょう。画像を利用することで、目立つのはもちろん、どのような内容なのかがひと目でわかるため、ユーザの興味を引き付けることができます。
また、サイトのコンテンツを紹介する場合には、*OGPタグを設定することで、サムネイルが表示される*ようになります。
共感を狙ったコンテンツを作る
ソーシャルメディアの投稿を、シェアやいいね!、*リツイートなどで拡散をする場合には、ユーザがその投稿に対して、「面白い」と感じ、「共感」したり「他の人にも伝えたい」と思うことがきっかけ*となります。
どうしても、売りにつながるコンテンツばかりを配信したくなってしまいますが、アカウントにユーザがついてくるまでは、売りにつながるコンテンツを配信したところで、ほとんどの人の目につきません。
まずはユーザに好かれるためのコンテンツを配信して、アカウントを育てましょう。
キャンペーンを実施する
また、ローソンは2012年8月に「Facebookクーポン」を利用したところ、約57万7000人が「からあげクンクーポン」を取得しました。Facebookクーポンは、クーポンを取得した人のタイムラインにも投稿が流れる仕組みのため、1週間の期間中にFacebookページのファン数が約1万3000人も増えました。
このように、ソーシャルメディア上でのO2O施策は、集客力だけでなく拡散力があるところもポイントです。
ただし、安さのみを前面に押し出したキャンペーンを行うと、そのアカウントのファンではなくクーポンが欲しいだけのユーザが集まってしまいます。キャンペーンだけでなく、ユーザが面白いと思う、役に立つコンテンツ「共感を狙ったコンテンツ」とのバランスが重要です。
[O2O×ソーシャルメディアで全国1万店舗へ集客する、ローソン8つの活用事例 | Web広告研究会セミナーレポート | Web担当者Forum](http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/04/05/14510)
2. 自社サイトとの動線設計は丁寧に行う
せっかくソーシャルメディアを活用して認知度が上がっても、顧客が知りたい情報が得られないような状態では意味がありません。*自社サイトに、必要な情報を充実*させておきましょう。
信頼度を高めるための情報
・会社概要
・連絡先
・実績
・取引先
・社長紹介、社員紹介
理解を促す情報
・商品やサービスについての詳細な情報<br>
・スペックや技術
・他との違いや特徴
購入を促す動線
・購入できる店舗情報
・購入、発注ができるECサイトへのリンク
・問い合わせフォームを用意
3. ユーザにより見てもらえる投稿タイミングを狙う
反応率が良い投稿時間と曜日
ソーシャルメディア統合管理ツールの「エンゲージメントマネージャー」の調査によると、*Facebookに投稿する頻度は週に5~7回程度が良いというデータがあり、頻度は毎日1回程度が良い*ということになります。
同調査によると、曜日別で反応率が良いのは土日の週末、逆に悪いのは金曜日でした。同様に時間帯別では朝6時が一番反応率が良く、次いで夕方17時となりました。朝は6~8時までが良く、夕方は16時以降24時までの間が高くなりました。
Facebookは主に朝起きたとき、通勤時間、ランチタイム、帰宅時間、帰宅後就寝までに使われています。学生は週末や長期休暇中、朝と放課後に集中するなど、ユーザ層によって利用する時間が異なります。
ターゲットとなるユーザ層から、狙う時間を検討し、FacebookやTwitterの解析機能を利用しベストな投稿時間を絞っていきましょう。
Facebookではエッジランクを意識する
Twitterでは、フォローしているユーザの投稿は全てタイムラインに流れますが、Facebookではエッジランクという評価方法により、ユーザ毎に表示されるコンテンツ・表示されないコンテンツがあります。
エッジランクは次のように計算されます。
エッジランク=親密度×Facebook内の反響の多さ×情報の新しさ
新密度は、自分と相手の交流の多さや共通項の多さにより算定されます。相手のプロフィールページを見たり、同じグループに所属、メッセージを送信したりという行動が影響し、「相手からのアクションがどれくらいあるか」が重視されます。
Facebook内の反響の多さは、いいね!やコメント、シェアの件数を差します。一つの投稿に多くの反響があった場合にエッジランクが高くなり、その投稿が上位に表示されるようになります。
情報の新しさは、1週間前後の新しさがあれば優先されます。
ユーザ同士だけでなく、Facebookページでもエッジランクは影響し、エッジランクは放置しておくと下がってしまいます。*継続的な交流があることで、エッジランクが保たれ、ユーザに投稿が表示されやすく*なります。
4. まずはアカウントをフォローするユーザ(ファン)を増やす
ネット上はもちろん、オフラインも利用し、あらゆる方法で告知する
反響がでるように、投稿の工夫を行なっていても、自然の拡散力だけでは思うように増えることはまれです。まずは、既存客を誘導してソーシャルメディアを活性化し、満足度を上げる方向で運営しましょう。
*既存客にはソーシャルプラグインの他、メルマガだけでなく、イベントや店頭などのオフラインも活用して告知*しましょう。また、ブログ、Twitter、Facebookなどでそれぞれ告知・誘導することで、それぞれの読者、フォロワー、「いいね!」の増加にもつながります。
ソーシャルメディアの広告を利用する
オフラインでの告知手段が無い場合、思うようにユーザが増えない場合は、ソーシャルメディア広告も選択肢に入れると良いでしょう。
ターゲットを詳細に設定でき、しかも少額の予算から配信できるFacebook広告がおすすめです。Facebookページの他、投稿単位などでも広告することができ、予算も数万円程度から実施できます。
まとめ
今回は、ソーシャルメディアを上手く活用するための4つの方法を紹介しました。拡散されやすいコンテンツにする工夫、ソーシャルメディアからの動線設計、投稿時間や頻度はもちろん、まずファンが少ない場合には、ファンを増やす努力が必要です。
次は実際にソーシャルメディアを運用するまでに、何をする必要があるかについて紹介します。