ツール導入の決め手は、担当者による「契約後のサポート」にあり!

ツール導入の決め手は、担当者による「契約後のサポート」にあり!

Webマーケティング2021.03.31

目次


インターネットマーケティングを展開する際には、便利なツールが不可欠なものですが、現在はどの分野のツールも多種多彩にリリースされており、どれを選べばよいのか迷っている企業も多いと思います。もちろん、ツールの価格や機能は重要な選択ポイントとなりますが、ほぼ同等のコストパフォーマンスを持つツールも多数あるため、やはり選択は難しい。


では、ツール選択にあたってどのような点を重視すべきなのでしょうか。成功の鍵を握るのは、じつはツール自体の性能や価格以上に、「担当者」。ツール提供会社の担当者が、契約後にどこまで親身にサポートしてくれるかが、ツール選択における最も重要な決め手なのです。


今回の記事では、その理由についてご説明したいと思います。


ツールを価格と性能だけで選ぶのは、非常に困難


Webマーケティングの発展とともに、日本はもちろん、世界中で優秀なインターネットマーケティング関連のツールが開発・リリースされています。カートASP、ネットショップの受注システム、CRMなど、それぞれの分野において無数のツールがひしめきあっている状況。そのため、ツールを導入する企業の担当者にとっては、選択肢が多すぎて比較検討するのが非常に難しくなっています。


どれだけインターネット業界に精通した人でも、Webマーケティングのプロフェッショナルでも、世界中のツールをすべて知り尽くしているという人はまずいないでしょう。概要ぐらいはある程度知っているかもしれませんが、実際に本腰を入れて使ったことがあるツールはせいぜい2~3種類ではないでしょうか。


そして、ツールというのは、実際に使ったことがある人にしかその性能を実感として知ることはできません。ツールの製造元や販売会社がセミナーや説明会でツールの特徴について公開する場合がありますが、こうしたものに参加したとしてもやはり得られるのは机上の知識のみ。実際に導入してみると、「思っていたのと違った」と感じるユーザーが多いというのが実情です。


これは必ずしもツール提供者の説明が不親切だからというわけではありません。ツールを使用する側も、ツールを使って具体的に何をしたいのか、自分たちが本当に求めている機能が何なのかを把握しきれていないのも原因のひとつです。ツールを導入して初めて「自分たちが持っていた本当のニーズ」を知るというケースも珍しくありません。


ツールは「担当者」で選ぼう


実際に使ってみないと、ツールの善し悪しはわからない。しかし、そうだとすると結局どのツールを選ぶかという判断基準は存在しないということになり、ツールの導入はほとんどギャンブルのようにリスクが高いものになってしまいます。何とかならないものなのでしょうか。


そこでおすすめしたいのが、「ツール提供会社の担当者を見て選ぶ」という考え方です。もちろん、単純に気が合う人だからといった曖昧な基準で選ぶわけではありません。個人として信頼できることは当然大切ですが、それ以上に重要なのは「自社のビジネスを理解し、ツールの導入後に、軌道に乗るまでしっかりサポートしてくれるのかどうか」という点。これが、ツール導入の成功と失敗を分けるといっても過言ではありません。


ツール提供会社の中には、契約・導入が済んだ途端に足が遠のいてしまうという担当者もいると聞きます。しかしツールというのは使いこなすのにある程度の時間が必要なものですし、使う中で新しい課題や試してみたいことが生まれてくるものです。どんなツールであっても、そのパフォーマンスを完全に引き出すためには時間をかけて「適切な使い方」を身につけることが欠かせないのです。


近年のツールは機能も非常に多様になっていますから、導入時は必要最低限の機能を主に使い、慣れてきたらより高度な機能も活用していく、といった使い方もあります。そして、このようにスムーズに使いこなしていくためには、ツールに精通した担当者の長期的なサポートが必要となるわけです。逆にいえば、どれだけ素晴らしい機能を備えたツールであっても、担当者のサポートが不十分であれば、使いこなすのは難しい。ツール導入は失敗となります。


どうやってサポートの手厚い担当者を見つけるのか?


では、いったいどうすればツール導入を成功に導く担当者に巡りあえるのでしょうか。もちろん、そうした担当者と偶然出会うパターンもあると思いますが、それよりも確実なのはやはり既存の人間関係をたどること。たとえば自社の経営者と繋がりのあるツール会社なら、親身なサポートを期待できるでしょう。また、知人や友人の会社が使用しているツールの評判がよい場合、できれば同じ担当者を紹介してもらい、その人を介してツールを導入してもらう。そうすれば安心です。


ツール提供会社が必ずしも大企業である必要はありません。むしろ小規模・中規模な会社のほうが、ツールの企画者や開発者自ら親身に相談に乗ってくれたり、細やかな対応をしてくれたりすることもあります。


まとめ


ツール導入の成功・失敗を分けるポイントは、ずばり「担当者」。ツールのブランド力や、信憑性の薄い口コミに惑わされず、「ツール導入後、軌道に乗るまでサポートし続けてくれる担当者」のいる会社に依頼するのが最もリスクの低い選択だと思います。ぜひ、ツール選択時のご参考にしてみてくださいね。