Webマーケティング2021.03.31
目次
「マーケティング・コミュニケーション」は、自社の製品・サービスを認知~購買につなげるために重要な要素です。
テレビや新聞などのマス媒体の他、ソーシャルメデイアなどの様々なコミュニケーション方法が登場してきたことで、マーケティング・コミュニケーションについて理解しておくことは重要です。
今回はマーケティングの基本である「マーケティング・コミュニケーション」についてまとめました。
マーケティングの基本「マーケティング・コミュニケーション」ってなに?
マーケティング活動は、 製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の頭文字を取った4Pというフレームワークを用いて考えます。
「マーケティング・コミュニケーション」とは、4Pのうちのプロモーション(Promotion)を指します。
様々な流通経路を通じ、消費者に効果的にメッセージを伝達することで、ビジネス上の目標達成を支援する役割を担います。
マーケティング・コミュニケーションに欠かせない6つの基本手法
マーケティング・コミュニケーションの手法としては、主に次の6つの手法があります。
1. 広告
製品・サービスを、人づてではなく媒体を通じて伝達するマーケティング・コミュニケーション手法を指します。
特徴としては、下の2つが挙げられます。
普及性が高い
テレビCMなどのマス媒体は消費者の目に触れる機会が多いため、効率的な拡大を図りやすいです。また、同じメッセージを繰り返し発信する特徴によって、消費者の記憶に残りやすい手法です。
多様な演出や表現が可能
イメージ画像・写真・色彩・音響など活用することで、消費者の注意を惹きつけたり、興味関心を喚起したりするための多様な演出や表現が可能です。
主な手法の例として、印刷広告・放送広告・電子広告・ディスプレイ広告・パッケージデザイン・パッケージ内の広告・チラシ・シンボル・ロゴなどが挙げられます。
2. 狭義的な販売促進
製品・サービスの試供や試用、クーポンなどで購入を促進させるための動機付けを目的にしたマーケティング・コミュニケーション手法を指します。
製品・サービスに付加価値を与えることによって購買意欲を高める特徴があります。それによって購買の意思決定につながりやすくなります。
主な手法の例として、賞金・賞与・クーポン・ゲーム・コンテスト・くじ・景品・サンプリング・製品発表会・デモンストレーション・接待・抱き合わせ販売などが挙げられます。
3. イベント
マーケティング・コミュニケーションにおける「イベント」とは、企業や団体などが製品・サービスの認知度向上を目的に開催する催し物を活用する手法を指します。
消費者との交流を図ることを目的に、様々なイベントを企画することで製品・サービスの認知度を高めます。
主な特徴としては下の2つが挙げられます。
1. 製品・サービスに対して好感を抱いてもらったり、深い関係を築きやすい
生のイベントを通じて、特有の臨場感や高揚感を感じてもらったり、直接的な交流を通じた楽しさを感じてもらったりします。それによって、消費者に好感を抱いてもらいやすくなるのはもちろん、深い関係性も築きやすくなります。
2. 営業らしさを感じられにくい
イベントの場合、あからさまな営業感を抱かれにくいため、製品・サービスの内容にも前向きに耳を傾けてくれやすくなります。
主な手法の例として、スポーツ交流・フェスティバル・工場見学・エンターティメント・街頭活動・展覧会・展示会などが挙げられます。
4. パブリックリレーションズ(PR)・パブリシティ
パブリックリレーションズは、企業・行政・医療機関などで実施されます。製品・サービスのみならず、活動内容まで含めた広報・PRを目的に情報発信を行うマーケティング・コミュニケーション手法を指します。
パブリシティとは、マスメディアなどの媒体に製品・サービスがニュースや特集として取り上げられることを目的に行う一連の施策や活動を指します。
主な特徴としては、下の2つが挙げられます。
1. 信頼性を得やすい
テレビや新聞などの媒体で取り上げられることによって、より消費者の信頼性を得やすいマーケティング・コミュニケーション手法を指します。
2. 購入者の警戒心を減らすことにつながる
テレビや新聞などの媒体に取り上げられることによって、広告に抵抗感を抱く消費者層にも受け入れられやすくなります。
主な手法の例として、刊行物・機関紙・慈善的な寄付・報道・セミナー・講演会・報告会などが挙げられます。
5. ダイレクト・マーケティング
ダイレクト・マーケティングとは、特定の顧客に直接的なコミュニケーションを行ったり、反応や対話を求めたりするマーケティング・コミュニケーション手法を指します。
主な特徴としては、下の3つが挙げられます。
1. 即効性が高い
届けたい情報をより早く伝えることが可能です。
2. メッセージを自由にカスタマイズしやすい
狙った消費者個人に合った内容にカスタマイズすることが可能です。
3. 反応性が高まりやすい
個別にコミュニケーションを図る形式になるため、反応率が高まりやすくなります。
主な手法例としては、テレマーケティング(電話)・インターネット・電子メール・カタログ・郵便物・音声メッセージ・FAXなどが挙げられます。
6. 人的販売
人的販売とは、見込み客となる消費者と直接接触を図り、プロモーションを行うことを指します。
主な特徴としては、下の2つが挙げられます。
1. 対面による反応率の高さ
直接対面することにより、消費者心理に安心感を与え、購入率を高めることにつながります。
2. 信頼関係を築きやすい
対面での接触を重ねることによって親交が深まります。それによって消費者から信頼や協力的な反応を得やすくなります。
主な手法例としては、実演販売・販売会・訪問販売などが挙げられます。
まとめ
今回はマーケティングの基本「マーケティング・コミュニケーション」についてまとめました。
今回紹介した手法を組み合わせて、ブランド構築や売上向上につながるマーケティング・コミュニケーションを行っていきましょう。