メール配信ツール徹底比較!まだまだ有効なメールマーケティングはツールで効率化しよう

メール配信ツール徹底比較!まだまだ有効なメールマーケティングはツールで効率化しよう

Webマーケティング2021.03.31

目次


メルマガ配信、メールマーケティングについて


新たなマーケティング手法がさまざま登場する現在、「メルマガなんて古い」という声もありますが、ビジネスの場面においては、今なおやはりメルマガが有効な手段となっています。その証拠にメール配信ツールは無数に存在していますし、多くの企業で導入されています。


じつは最近では、「メルマガ」という言葉とは使い分けて「メールマーケティング」という言葉が誕生しています。メルマガも進化しているのです。


「メルマガ」は、多数の購読者に対して区別なく一斉に同じ情報を届けたい場合に運用するもの。それに対して、「メールマーケティング」は、配信者一人ひとりに最適化した内容を、最適なタイミングで届けるという施策です。メルマガがダメでメールマーケティングが優れているというわけではなく、目的によって2つを使い分けることが重要になってきています。<br>


メルマガへの反応を見た上でメールマーケティングを展開するいうように、メルマガをベースにさらに高度な「メールマーケティング」を展開していくイメージです。


メール施策をどれほどのレベル感で実施したいかによって、選ぶべきメール配信ツールは変わってきます。ツールを活用して効率的にメールを配信し、企業の売上アップにつなげましょう。


メール配信ツールの主要な機能


メール配信ツールには、成果につながるメールのテクニックを、自動もしくは簡単な操作で取り入れられる機能がたくさんあります。具体的にどのような機能があるのかをご紹介します。


メール作成に関する機能


・自動差し込み


データベースにある顧客の名前や会社名などの個別の情報をメール文面に差し込めます。


・絵文字/デコメール配信


各携帯キャリアの端末に対して、絵文字などの装飾を盛り込んだメールを配信できます。


・HTMLメールエディター


HTMLメール配信に関して、HTMLの知識が無くても簡単にHTMLメールが作成できる機能です。


メール配信に関する機能


・予約配信


設定した日時に配信が可能です。さらに、データベースと連動して、誕生日に自動で配信、起点と経過日時を設定して○○してから○日後に配信(ステップメール)、といった予約設定ができるツールもあります。


・ターゲット配信


データベースを用いて条件を指定し、絞り込んだグループだけに配信できます。


・HTMLメール配信、マルチパート配信


HTMLで装飾したメールを配信可能です。また、HTMLメールとテキストメールを1セットとして配信して、受信側の環境に応じて適した方を表示させることもできます。


配信結果分析に関する機能


・配信エラー分析


アドレスが存在しないなどで不達となった配信失敗アドレスを確認できます。そういったアドレスを自動で配信停止処理してくれるツールもあります。


・開封率


HTMLメールに限っては、到達したメールの開封数・開封率を測定可能です。


・クリック率


メール文中に記載したURLについて、測定用のURLに変換することで、クリック数・クリック率を測定できます。


メール配信ツール選定のポイント


上述の「メルマガ」だけの機能を求めているのか、「メールマーケティング」までおこないたいのか。この点がツール選定の最初のポイントです。メールマーケティングには担当者のスキルと工数も必要になってくるので、そこも考慮しなければなりません。


また、メール配信ツールの細かい機能については、各ツールによって千差万別です。機能としてどこまで求めているかが明確であれば、それを軸に選定するのがいいでしょう。


また、配信する顧客データベースの数や月あたりに配信したい総数などの従量でコストが変動する場合が多いので、自社の想定値を出してから見積もりを依頼しましょう。


以下でおすすめのツールを、機能比較表とともにご紹介します。


メール配信ツール比較


登録フォーム機能


HTMLメールエディター機能


注目機能


デモ


金額


Marketing Bank掲載


コンビーズメールプラス




クロス分析機能


デモアカウントを確認できる


初期費用:20,000円


月額費用:2,300円〜



さぶみっと!メール配信



×


バックナンバーの公開が可能


14日間の無料トライアルあり


月額費用:900円〜



MailSonar


×


×


見込み顧客の行動を見える化


1ヶ月の無料試用期間あり


初期費用:100,000円


月額費用:10,000円〜



メールスマート


×


×


ファイル添付配信、CC・BCC送信


デモサイトが確認できる


月額費用:9,800円〜



ナチュラルメール



×


ステップメール機能


初期費用:10,000円


無料で7日間使い放題


初期費用:10,000円


月額費用:2,000円~


×


SPIRAL


×


×


PaaSサービス


無料体験デモの用意あり


要見積もり


×


コンビーズメールプラス


初期設定費用が20,000円で、月額費用はミニマムで2,300円からとなっています。その場合の月間配信数20,000通までです。


オプションに、メルマガ添削サービス(月額2,500円)や、クロス分析機能(月額5,400円)などがあります。メルマガ施策が初めての方にとっては、効果検証も視覚的に分かりやすく、成果アップに向けて学習しながら運用できるうれしいサービスです。


サービスを提供して10年以上の実績を誇るノウハウから開発されている経路探索型アルゴリズムによる配信で、メールの到達率99%を実現してる点が最大の強みです。


さぶみっと!メール配信


読者管理において、属性項目を自由に設定でき、条件を絞り込んだ読者だけへの配信も可能です。読者グループは無制限で保存できるので、メールマーケティングに近い活用も可能。メルマガ運用をブラッシュアップしたい企業におすすめできます。


MailSonar(メールソナー)


MailSonarは、一度に大量のメルマガを配信するツールではありません。メーラーの「Outlook」のプラグインとして最初に設定をするだけで、あとは「Outlook」から個々のメールを送信するだけで、受信者の行動を解析し、受信者の中で優良な見込み顧客が分かるツールとなっています。よって、メール配信の担当者は不要。各営業担当者が日々のメールによる営業活動の中で解析、売上化ができますので、企業にとっては人件費を削減しつつメールマーケティングの効率化が図れます。


料金は、初期費用が100,000円で、月額費用が10,000円から。6ヶ月単位での契約となっています。


メールスマート


顧客データならびに配信リストの管理機能が充実しているので、顧客リストをすでに持っている企業において導入メリットは大きいです。セグメントしたリストへの配信も簡単で、メール配信に関してもHTMLメール送信機能のみならずファイル添付もでき、CCやBCCを指定した送信もできるなど、充実した機能が備わっています。


サービス提供形態が、サーバー不要のASP版に加えて、自社サーバーへのダウンロード版など様々あり、料金はASP版で月額9,800円となっています。


ナチュラルメール


一斉配信のメルマガとは違い、あらかじめシナリオを設定しステップメールを配信するツールです。同じステップ内で複数のメール文面パターンを送ることもできます。すでにマーケティング業務に携わっていてPDCAを回せる方であれば、売上アップに直結するメールマーケティングがおこなえます。


利用料金は、初期設定費用が10,000円で、月額使用料が2,800円。5つまでシナリオが設定できる仕様です。


ブラストメール


HTMLメールを簡単に作成できるエディター機能もあり、携帯向けにデコメールも作成できます。ターゲット設定や予約配信、配信結果の測定も可能で、メルマガ配信のスタンダードな機能は全て揃っています。そして、APIが提供されているので、顧客データの同期など他ツールとの連携も可能です。


料金は、初期費用が10,000円で、月額費用が登録アドレス数に応じてプランが分かれており、ミニマムが登録数3,000までで月額2,000円となっています。配信通数は無制限なので、顧客データが3,000件以内の企業にとってはコストメリットが大きいです。


SPIRAL(スパイラル)


顧客データベース管理を大元として、その上にメールやWEBに関する機能が付加されたプラットフォームサービスです。メール機能だけであればノンプログラマーの方でも問題なく利用可能ですが、エンジニアがいる企業が導入した方が全ての機能を活用できるメリットがあります。なりすましメール対策のドメイン認証技術である「DKIM」に対応しており、高い到達率が売りとなっています。


料金は配信数などに応じた定額制で要見積もりとなっています。


メール配信ツール活用の鍵


メールがどれほどきちんと顧客に届くかは、各ツール提供元の配信エンジンによるので、ツール選定時に慎重に検討しましょう。


顧客に届いたその先で、開封してもらえるかどうかは件名が肝になります。開封されたあと、売上(問い合わせ/URLクリック)につながるかどうかは本文内容次第です。このようにメールマーケティングは、人の手による部分が大きく、PDCAサイクルをしっかり回して運用していくことが、施策成功への鍵になります。


配信作業はツールの導入で効率化を図り、メール文面の作成にしっかり時間を割きましょう。配信後はツールで開封率やクリックの測定ができるので、効果検証をしてメール文面をブラッシュアップしていきましょう。


※公開されている公式サイト、資料等の内容をもとに記事を作成しています。機能や価格に関する記述は情報が古くなっている、実情と異なる可能性があります。