Web広告2021.01.13
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Webマーケティングで一番先にマスターしてほしいのが「リスティング広告」ですが、キーワードがうまく当たり、どんどんターゲットにするユーザーを取り込んでいる会社と、運用をはじめたけど、リソースが足りずにもう無理!と途中で止めてしまう企業があることの両極端であることも事実です。
ここでは、そんな「リスティング広告が無理!」という会社にこそ読んでいただきたい、リスティング広告の運用についてのお話です。
なぜリスティング広告運用が無理なのか?
リスティング広告は「費用対効果」が優れていて、最初に登録したキーワードが当たれば、どんどんターゲットとするユーザーを自社サイトに取り込んでコンバージョンに結びつけることができるマーケティング手法です。
少ない費用ではじめられるのはいいのですが、途中で無理だと止めてしまう会社もあります。それはいったいなぜなのでしょうか?
キーワード選定の難しさ
リスティング広告を始めるときにはまずGoogle広告やYahoo!リスティングという、専用ツールを使います。そこではじめに対象とする商品に対する「キーワード」を設定しなければなりません。
キーワードの設定には何種類かあって、全文一致と部分一致のどちらにするかを決めます。全文一致なら、そのキーワードと順序でユーザーが検索したときにしか、広告は表示されません。
そして部分一致だと、キーワードおよび類似のワード、順序も逆でも広告は表示されます。しかしキーワードに類似したワードでも広告が表示されてしまうため、NGワードを設定して、そのワードで検索された時には表示しないという条件も設定しなくてはなりません。
これが初心者のマーケターには難しく感じるようで、なかなかキーワードが当たらないとあきらめてしまうケースが多いようです。
むしろ一度で当たることは稀で、日々全文一致のキーワードを変えてみたり、類似キーワードでも表示するように変えてみたりと試行錯誤をする中でこそあたっていくものなのです。今、リスティング広告が当たりまくっている企業のマーケターでも、最初はキーワードが当たらず途方にくれていたケースも少なからずあるはずです。
ですから、「どうしてもこの商品が売りたいんだ!」というパッションが当たるキーワードを引き寄せるともいっていいでしょう。日々あきらめずにトライ&エラーを重ねることをおすすめします。
不正クリックが多い
とは言っても、リスティング広告は不正クリックも多くそれであきらめてしまう人も多いのです。
リスティング広告の不正クリック、または無効クリックもやっかいです。そもそもリスティング広告はクリックされないと課金されないシステムになっているのですから、クリックされる場合は課金されてしまいます。
この不正クリックは、ユーザーがうっかりクリックしてしまった場合や、悪意のある業者が広告費を無駄に使わせる目的でクリックするケースがあると言われています。
リスティング広告運用ツールを使う
もっともGoogleでもYahoo!でも、これまでの閲覧履歴などから自動判別されて不正クリックは成果対象から除外されるようにはなっているようですが、あまりにも不正クリックが多い場合には、別の対策を考える必要があります。
また、Google広告やYahoo!プロモーション広告の運用ツールの管理画面でもそれが無効なクリックかどうかは判断できるようになっています。
このように、リスティング広告にはそれぞれ「管理画面」があって、IDとパスワードさえあれば、いつでも画面を見ることができます。そこでキーワードの調節やクリック数なども見ることができるのです。
まとめ
ここではリスティング広告の概要と、運用の難しい点を挙げてみました。費用対効果にすぐれると言われるリスティング広告ですが、慣れないうちはキーワードの選定や不正クリックに悩まされるようです。
リスティング広告の運用が軌道に乗るまではトライ&エラーの連続だと思いますが、諦めることなく続けていればきっとコツが掴めると思います。