Webマーケティング2021.03.31
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企業戦線が激化する中、顧客とのコミュニケーションのとり方は重要な課題の一つです。その手法や使用する媒体によって、受け手に伝わる印象には大きく違いが出ます。最近ではコンテンツマーケティングが顧客とのコミュニケーションの取り方として非常に注目を集めていますが、新しいコミュニケーション手法だからこそ大手企業が実施するものというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は中小企業だからこそ注目したい、顧客との新しいコミュニケーションのとり方「コンテンツマーケティング」について、その魅力をご紹介します。
コンテンツマーケティングとは何か?
コンテンツマーケティングとは、顧客にとって有益な情報を、様々な手法を使って発信していくことで継続的なコミュニケーションを可能にするマーケティング手法の一つです。本来、「コンテンツ」という言葉には「内容」という意味があり、文章、映像、音楽など人々に影響を与える情報のことを指し示します。そういった情報を提供し続けることで潜在顧客から見込み顧客、またはリピート顧客の興味関心を高めながら最適に商品の魅力を伝えていくことができます。すでに大手企業の多くはこのマーケティングを行っていますが、まだ中小企業は実施をためらっている企業が多いことも事実です。
コンテンツマーケティングが、中小企業にこそ必要?
大手企業が行うイメージの強いコンテンツマーケティングですが中小企業こそが取り組むべき理由は何なのでしょうか?その理由は4つあります。
自然検索流入の獲得に伴い顧客接触が多くなる
1つめとしては、コンテンツを増やすことに比例して自然検索での流入獲得を期待することが出来ます。情報を欲している人間が、情報を欲しているタイミングで検索し、コンテンツを閲覧できるので、自然な流れで潜在客、見込み客に情報提供でき、顧客との接点を作ることができます。なおかつ、顧客自身も必要な情報を得られることにより満足度がアップします。新しい顧客を呼び込むための種まきを、より無駄なくスムーズに行えるという点がコンテンツマーケティングの強みの一つです。
広告宣伝費の削減
2つ目は、マスメディア広告を使用した情報発信に比べると、圧倒的にローコストであるという点です。企業自身が発信したい情報を選定し、発信できます。マスメディアを利用した場合の情報発信コストと比べると、約60%もの費用を削減できるというデータも存在し、無駄な広告費用を抑えることが可能です。経費運用について、シビアになる企業にも嬉しい効果ですし、新しい試みに取り組む際でも、ローコストであるという点は後押しになります。
ソーシャルメディアの拡散力
3つ目の理由は、ソーシャルメディアに秘密があります。twitterやfacebookを始めとするソーシャルメディアの拡散効果は、情報発信の大きな推進力になります。潜在客、見込み客が情報を発信することによって、また新しい潜在客や見込み客を獲得することができるためです。顧客自身が能動的に情報を発信することによって説得力が生まれ、周囲の人々に対しより大きな影響をもたらします。
反応を検証しユーザーのニーズを適切に捉える
4つ目の期待できる効果は、ユーザーがコンテンツへどのように行き着いたのかなど検索履歴や閲覧履歴を調査できるので非常に正確なマーケティングデータとして活用でき、次なるコンテンツマーケティングの手法を考えていく貴重な情報になります。情報を発信するだけでなく、顧客の情報を嘘偽り無く得ることができるため、一方的な情報配信になるリスクも抑えられ、情報と情報のキャッチボールがしやすいのです。人員が限られていることが多い中小企業にとって、情報の提供と回収が一括でできるのは利点です。
良いことも多いが課題も。。。
ここまではコンテンツマーケティングが中小企業こそが導入すべき理由について話してきました。しかし課題もあります。コンテンツマーケティングは中長期的に効果を見込むマーケティングになるので、効果が出るまで継続してコンテンツを作る工数や労力に多くの企業が断念してしまいます。またコンテンツを編集したりアップしたりするフローが整っていないと、更新が遅れてしまうこともよくあります。実施する前には実施したあとの役割分担や体制を検討しておくことが重要でしょう。
(まとめ)メリットは多数存在!コンテンツマーケティングの魅力
顧客とのコミュニケーション方法は日々進化しており、このコンテンツマーケティングも徐々にポピュラーになりつつあります。コンテンツマーケティングは、顧客に対しより幅広く、正確に、無駄なくアプローチができ、なおかつローコストです。しかし継続してコンテンツを作り続ける仕組みを整え、編集できる体制を整えることは短期で見た時にリスクになることも事実です。メリット・デメリットをしっかり理解したうえで導入することをおすすめします。