若年層に人気のInstagram(インスタグラム)とは

若年層に人気のInstagram(インスタグラム)とは

Webマーケティング2021.03.31

目次


スマートフォン向けの写真や動画を共有するSNSアプリ「Instagram(インスタグラム)」はミレニアル世代の若者を中心に人気を集めています。今では、企業のブランディングの手段として注目され、大企業を中心にアカウントの運用や広告の運用が行われています。


この記事では、InstagramとはどのようなSNSなのか、どのように活用できるのかについて紹介します。


Instagram(インスタグラム)とは


Instagramは2010年にリリースされたスマートフォン向けの写真や動画を共有するSNSアプリです。


Twitter(ツイッター)と同様に、フォローした人の写真や動画がタイムラインに流れ、「いいね!」やコメントでコニュニケーションを取ることが可能です。Twitterはテキストが中心のSNSですが、Instagramは写真が中心のSNSで、この点が大きな違いとなっています。


また、フィルターが複数種類用意されている事からトイカメラのような風合いの写真に加工出来たり、様々な効果が用意されている事から一眼レフで撮ったようなボケ感のある写真に加工できたりと写真の加工アプリとしても人気があります。


InstagramはビジュアルインパクトがすべてのSNS


Instagramは他のSNSとは異なり、テキストを中心としたものではなく「ビジュアルインパクト」がすべてのSNSです。また、ユーザーが写真を評価する基準として「インスタグラム風な!」「インスタっぽい!」という事が重要であり、そのポイントを押さえた運用が最も重要となります。


Facebook・Twitter・Instagramの特徴と違いは次の通りです。


Facebookで実名制による人を中心としたSNSです。主な特徴として次のような点があげられます。


 - 極めてクローズドな環境がある


 - 知人をベースにコミュニティが展開される


 - 人と人との関連性が最も重要視される 


Twitterは旬な話題に敏感なSNSでゆるい繋がりが中心です。主な特徴として次のような点が挙げられます。


 - リアルな繋がりを必要としないオープンな環境がある


 - アカウントやツイートの内容が重要視される


InstagramはビジュアルインパクトがすべてのSNSです。主な特徴として次のような点が挙げられます。


 - 写真にほぼ全ての注意喚起が向けられ、投稿主をベースに拡散することはほぼ無い


 - 各自のタイムラインとコンテンツの関連性が重要視される


インスタグラム風な写真の特徴


インスタグラム風な写真といっても、いまいちイメージできない人も多いと思うので、まずはインスタグラムをダウンロードして、様々なアカウントを見てみましょう。


商用写真の多くは商品に明確に意識させるような「はっきりとした」ものが多いですが、Instagramでは、写真全体の雰囲気として色のトーンがやわらかであったり、ボケ感の強い写真が人気を集める傾向にあります。


また、構図としてはユーザーがセンスの良い画像を求める結果、写真で一般的に評価される基本に忠実な構図が評価される傾向にあります。


企業がInstagramを活用する目的・方法


企業がInstagramを活用する目的としては、他のSNSのように単純にWebサイトへの集客というよりもビジュアルを中心としたブランディングが中心となります。


 - ビジュアルを重視したブランド認知獲得


 - ライトファンに対するブランドイメージの向上


 - コアファンと世界観の共有


また、Instagram自体は無料で利用できますが、広告を活用することでより多くのユーザーにリーチすることが可能です。広告には次のようなタイプがあります。


 1. Webサイトへの誘導


 2. アプリのインストール誘導


 3. 動画再生


しかし、ビジュアルが中心のSNSのため「広告っぽさ」が強ければユーザーに敬遠され、ブランドイメージを毀損してしまう可能性さえもあります。あくまで、企業のブランドイメージをビジュアルで伝える事を中心に運用を行う必要があります。


Instagramは若年層に人気の=若年層にリーチできる


Instagramは2000年以降に成人・社会人になる1980~2000年頃に生まれたミレニアル世代と呼ばれる若年層から絶大な人気を集めています。つまり、企業にとっては若年層に対してリーチできるSNSとなっています。


10代を中心に若いミレニアル世代(18歳~24歳)のうちInstagramを毎日使う人は64%、Instagramへの1日あたりの平均アクセス数は7回と言われています。


また、25才以上のミレニアル世代(25〜34歳)のうちInstagramを毎日使う人の割合は35%、


Instagramへの1日あたりの平均アクセス数は5回と言われています。


Instagramの管理/分析に便利なツール


Instagramを活用しようと考えている企業の多くは、すでにFacebookやTwitterといったSNSを利用しておりそれらも同時に管理する必要がある場合が多いのではないでしょうか。また、価値のある施策とするためには投稿して終わりではなく、解析・改善を繰り返す必要があります。


Instagramを含めたSNSの統合管理、解析にはComnico Marketing Suiteがおすすめです。Facebook、Twitter、Instagramの投稿管理や効果測定の作業を大幅に軽減できるクラウドツールです。


投稿予約や社内での承認フローなど投稿の管理や、分析機能、ユーザーとのコミュニケーションの管理など、SNSの運用・管理に必要な機能があります。


まとめ


Instagramは「ビジュアルインパクト」が中心のSNSで、ミレニアル世代を中心とした若年層に対してリーチできる媒体です。


他のSNSと異なり、テキストではなく写真・動画が中心であり、インスタグラム風であることがユーザーに適切にアプローチするために重要であり、他のSNSとは扱い方が大きく異なります。


ただ、ブランドの持続的なイメージ向上にこれほど寄与できる媒体は他にありません。メディアに取り上げられ易く高い波及効果も期待できます。


特に若年層へのブランディングが重要な商材を扱っている企業では、Instagramの活用を検討する事をおすすめします。