Webマーケティング2021.03.31
目次
Webサイトでは、更新を行うことが大切です。更新するための手段として、ブログを選択する場合は多いですが、どのように作ったら効果の上がるブログを作れるのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回はマーケティングに役立つブログの作り方をまとめました。
ブログの設計
1. ブログ運営の目的を決める
ブログ運営にあたり、まずはブログの目的を明確にします。一人で運営を行う場合も多人数で運営を行う場合も、ルールを定めて方針にズレが生じないように運用することが大切です。
ブログの目的は、できるだけ具体的かつ計測可能なものにします。例えば、月間PVやUU、ソーシャルメディアにおけるシェア数やブックマーク数などを目標として設定します。
それによって、改善を必要とするポイントを把握しやすくなります。
2. ブログのターゲットを決める
ブログの目的に沿ったターゲット層を決めます。ターゲット層の人物像が誰でもイメージできるように設定することが大切です。
そのためにペルソナという手法を活用して、そのターゲットとする人物像の仕事や趣味などはもちろん、考え方・人柄に至るまで具体的にターゲットを絞り込みます。
それによって、複数人でブログ運営を担当する場合でも、コンテンツのテーマを明確にして、効率的なブログ運営が可能になります。
3. ブログのキーワードを決める
ターゲットに響くキーワードとタイトルを決めます。キーワードとタイトルは、ブログのSEOに影響を与える重要な要素です。狙うキーワードの検索回数や競合状況を入念に調べて決定します。
選定した検索キーワードは、ブログのタイトルと記事内に盛り込みます。それによって検索上位に表示される可能性を高めます。
ブログの構築
4. ブログを開設するサービスを選ぶ
新しくブログを開設する場合、各サービスの特徴・メリットとデメリットを把握した上で、自社の予算に合う最適なサービスを選択します。
主なブログサービスとしては、下の3つが挙げられます。
無料のサービス
Webサービスを運営する各社が提供するサービスです。
メリットは、手軽に始められたり、読者登録機能などによって同じ会社のサービスを使っているユーザからのアクセスを増やしやすいところです。デメリットは、広告表示やデザイン面のカスタマイズ性において制限を受けやすいところです。
代表的なサービスとしては、Amebaブログやlivedoorブログなどが挙げられます。
ビルダーのサービス
専門知識を持つ人がいない場合でも、本格的なデザインのブログを開設できるサービスです。
メリットは、HTML・CSS・JavaScriptなどの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でデザイン性に優れたブログを開設できるところです。プランに応じた容量内なら複数のサイトを作成できる点も便利です。デメリットは、機能面のカスタマイズ性に制限があることが挙げられます。
代表的なサービスとしては、WixやJimdoなどが挙げられます。
CMSのサービス
専門知識を持つ人がいない場合でも、複数のコンテンツ管理を容易に行えるサービスです。
メリットは、HTML・CSS・JavaScriptなどの専門知識が浅い場合でも、低予算で高機能ブログサイトを運営できるところです。テンプレートが豊富でデザイン性に優れていたり、プラグインが豊富で機能面の拡張性・自由度に優れていたりする点が魅力です。デメリットは、保守管理を自己責任で行う点や、ドメインやサーバを自ら契約するため、初期の頃に多少手間が発生する点です。
代表的なサービスとしては、WordPressやDrupalなどが挙げられます。
5. ドメインを取得する
ドメインとは、ブログサイトの住所を表すURLを指します。
ドメインの種類は、有料で取得する独自ドメインと無料ブログサービスを運営している会社から無料で取得する無料ドメインの2つがあります。
独自ドメインは、取得が有料な反面、サービス提供会社の影響を受けずにブログサイトを管理したり、競合を減らしてSEO的に有利な状況にしたりするメリットがあります。
無料ドメインは、サービス提供会社の影響を受けやすかったり、同一ドメイン内の競合が増えてSEO的に不利な状況になったりしやすい反面、取得費用がかからないメリットがあります。
6. サーバの契約をする
WordPressなどのCMSのサービスを利用する場合、サーバの契約が必要となります。
予算や必要な性能に応じて、レンタルサーバ・VPS・クラウドサーバなどの中から選びます。
表示速度・大量のアクセスに耐えられる安定性・セキュリティ面やサポート面など、特に企業サイトで利用する場合は慎重に検討します。
また、Amebaブログなどの無料のサービスやWixなどのビルダーのサービスを利用する場合は、サービス提供会社のサーバを利用するため、自前でサーバを契約する作業は不要です。
7. ブログをデザインする
ブログ内に設置する画像サイズ・トーン・フォントの種類とサイズ・全体の色合いなど、ブログ全体のトーンとマナーを決めます。ブログを開設するサービスによってデザイン可能な範囲が異なります。
Amebaブログやlivedoorブログなどの無料のサービスの場合、デザイン可能な範囲に制限があります。一方、WordPressなどのCMSのサービスの場合、細かな部分までデザイン可能です。
ブログの運用
8. ブログ記事のガイドラインを定め、記事を書く
目的やターゲット層に対して一貫性のある記事を書くために、ブログ記事のガイドラインを定めます。
文章全体のトーン・記事の基本フォーマット・一記事あたりの文字数の目安などを定めます。
例えば、本格的なブログを目指す場合は、一つの記事あたり1,500文字〜3,000文字を目安にします。
ガイドラインを定めた後は、継続的にブログ記事の執筆を行います。
9. ブログの効果測定をする
ブログの目的を決める際に立てた各指標の達成度を定期的にチェックします。達成度が低い場合、その原因を追求し、日々のブログ運用の改善点を考えます。
まとめ
今回はブログの作り方について紹介しました。必要なポイントを押さえてブログを作ることで、自社のマーケティングを強化していきましょう。