Webマーケティング2021.03.31
目次
今回は、解析機能だけでなく、フォームのユーザビリティを向上させる「入力支援機能」を備えたEFOツールを紹介します。
EFOツールの入力支援機能とは?
EFOツールは、エントリーフォームのユーザビリティ向上のための機能を各社それぞれ開発しています。EFOツールでは、タグを入れるだけでフォームのユーザビリティを大幅に向上されられます。
まずは、EFOツールを導入することで設定できる入力支援機能には、どのようなものがあるのかを紹介します。
ガイドナビゲーション機能
フォームの進行状況をリアルタイムに表示する機能です。入力が必須の項目の残り件数や、入力完了時には送信ボタンを促すといったテキストを表示することで、ユーザはフォーム入力の全体像を把握でき、入力中のストレスを軽減させられます。
リアルタイムアラート
入力中に入力形式をリアルタイムで判別し、エラーを表示する機能です。送信ボタンを押した後にエラーが表示されて、修正するのは非常にストレスのかかる行為です。リアルタイムでチェックすることで、送信ボタンを押した時にはすでにエラーが無い状態にすることが可能です。
住所自動入力
住所自動入力は、郵便番号を入力したときに自動で住所が入力される機能です。現在では多くのフォームに導入されており、導入していないことで、むしろストレスだと感じるユーザも多いかもしれません。EFOツールの導入で簡単に利用できます。
フリガナ自動入力、半角・全角自動変換
フリガナ自動入力は、漢字で名前の入力に対し、フリガナを自動で入力する機能です。
半角・全角自動変換は、英数字で半角や全角の指定がある場合にそれぞれエラーが出ないように、全角文字→半角文字、半角文字→全角文字に変換する機能です。
外部連携機能
Yahoo! JAPAN IDやFacebookアカウントでログインすることで、登録情報を自動で入力する機能です。入力フォームの中で負担のかかりやすい、住所やメールアドレスの入力ミスを減らして、フォームの離脱率を改善します。
その他にも、多数の機能
その他にも、さまざまな機能があります。
ページを離脱しようとした時にアラートを表示する「離脱ブロック」
送信ボタンの見た目や文言をカスタマイズする「送信ボタンカスタマイズ
よく使われるドメインの候補を表示する「メアドサジェスト」
EFOツールを開発しているそれぞれの会社が、フォームのユーザビリティ向上のために新機能を随時開発しています。
EFOツールの解析機能
EFOツールでは、エントリーフォームに特化した解析機能があります。フォームへの訪問数と完了数の推移はもちろん、フォームの項目毎の解析もできます。
フォームの項目毎の解析を行なうことで、フォームの現状の問題の仮説を立てることが可能になります。
システムの改修が必要となる入力フォームの変更には、なかなか手を出せない場合も多いですが、EFOツールのレポートを利用することで、具体的な仮説を持って改善に取り組めるようになります。
4つのおすすめEFOツール
1. f-tra EFO(エフトラ イーエフオー) / 株式会社エフ・コード
Webマーケティングのコンサルティング会社であるf-tra EFOは株式会社エフ・コードが提供しているEFOツールです。使いやすい管理・設定機能と見やすい解析機能が特徴で、HTMLやCSSが分からない人でも設定の変更が可能です。入力支援機能についても豊富です。
無料トライアルが1カ月あり、月額3万円から利用できます。(※フォーム×デバイス数による課金)
導入件数は1300件以上。
2. Gyro-n EFO(ジャイロン イーエフオー) / 株式会社ユビキャスト
LPOツールやABテストツールも提供している株式会社ユビキャストのEFOツールで、他のツールと比べ、サポートに強みがあります。
無料トライアル期間が1カ月あり、月額16,200円から利用できます。(※UUによる課金)
導入件数は300社以上。
3. EFO CUBE(イーエフオー キューブ) / 株式会社GeeeN
ソーシャルメディア管理ツールやDSPを提供しているEFO CUBEは株式会社GeeeNが提供しているEFOツールで、今回紹介するツールの中で唯一、Yahoo! JAPAN IDやFacebookアカウントとの連携機能のあるツールです。
月額50,000円(※フォーム数による課金)
4.Dr. CONVERSION(ドクターコンバージョン) / GMPくまポン株式会社
Dr. CONVERSIONはGMOくまポン株式会社が提供するEFOツールで、他のツールと比べて入力支援機能は少ないものの比較的安く導入できるのが特徴です。
月額28,000円から利用から利用できます。
まとめ
タグを入れるだけで、簡単にフォームのユーザビリティを飛躍的に向上できるのがEFOツールです。また、解析機能を利用することで、より具体的にフォームの問題点の仮説を立てられ、改善につなげられます。
まずは、無料トライアルを実施している「f-tra EFO」や「Gyro-n EFO」を利用してみてはいかがでしょうか。