Webマーケティング2021.03.31
目次
デジタルマーケティングを行うにあたり、効率よくプロジェクトを管理するためにはプロジェクト管理ツールが便利です。特に、社内外を含む複数人が参加するプロジェクトマネジメントに、プロジェクト管理ツールは欠かせません。
今回は、プロジェクト管理ツールの選び方のポイントと、WebサイトやWebサービスの開発現場で役立つプロジェクト管理ツールをまとめました。
プロジェクト管理ツールの選び方3つのポイント
クラウド(Web)型かインストール(ダウンロード)型か
プロジェクト管理ツールは、大きく分けてクラウド型とインストール型の2種類があります。インストールの必要がなく、インターネット環境さえあれば基本的にどこからでもアクセスできるのがクラウド型、各自のPCにインストールして使うのがインストール型です。<br>
それぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、どちらのタイプが自分たちのニーズに合っているかを考えてみてください。
クラウド(Web)型
メリット
・メールアドレスとパスワードを打ち込むだけでどの端末でも利用可能。
・基本的に自動でバージョンアップされる。
・導入コストも小さく、解約もしやすい。
デメリット
・サーバーが複数の会社と共有のためセキュリティに少々懸念がある。
・カスタマイズがしにくいため業界特有の仕様に対応できない可能性がある。
インストール(ダウンロード)型
メリット
・クラウド型と比較するとセキュリティリスクが低い。
・インターネット環境がなくても使える。
デメリット
・インストールやセットアップの手間がかかる。
・バージョンアップの際に都度インストールする必要がある。
タスク管理だけでいいのか、ガントチャートなども使いたいのか
無料のツールでも使用できる機能は様々です。そのため、どのような機能を使いたいのかを社内で明確にし、導入予定のツールでニーズを満たすことができるのかを確認する必要があります。
また、「とりあえず多機能のツールを導入しよう」という意思決定は控えましょう。基本的に、機能が多いツールほど操作も複雑になります。例えば、プロジェクトメンバーのタスク管理だけでいいのに、ガントチャートやコスト管理機能までついているものを選ぶのはNGです。
必要最低限の機能があり、メンバーが使いやすいものにしましょう。
国産か否か
海外産のツールは基本的に、管理画面もサポートページも英語です。ツールを使うメンバーの中に全く英語ができない人がいる場合、国産か否か(管理画面やサポートページが日本語対応されているか)もツール選定の際に考慮しましょう。
タスク管理機能に特化したプロジェクト管理ツール
1. Todoist(クラウド型)
Todoistは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
To-Doリストとタスク管理表を簡単に作成できます。あらゆる端末やOSに対応している点に加え、200万人を超えるユーザの利用実績があり、安心して使いたい場合に便利です。
2. Producteev(クラウド型)
Producteevは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
落ち着いたUIによる使いやすさに加え、タスクの締め切りをGoogleカレンダーと同期する機能やタスクごとにアサインを行える機能もあります。
また、利用ユーザの人数を問わず、無料で使えるため、予算を割けない大人数のプロジェクト管理を行う場合に便利です。
3. Trello(クラウド型)
Trelloは、日本でも人気のタスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
Gmailアカウントでログインできます。
Todoリストに加え、画像・動画・資料・リンクなども共有可能です。
複数人の作業をウォール形式で一覧でき、リアルタイムに進捗状況を把握したい場合に便利です。
4. Todous(クラウド型)
ToDous(トゥドゥス)」は、グループウェアで知られるサイボウズ社の子会社・サイボウズスタートアップス社が提供するプロジェクト管理ツールです。
無料でプロジェクトのタスク管理や情報共有を行える点に加え、SubversionやGitなどのバージョン管理システムとの連携も可能です。
5. Wrike(クラウド型)
Wrikeは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
タスク・スケジュール・チャートなどを、一画面にまとめたダッシュボードで閲覧・共有できます。
日本語を含めた多言語に対応しており、Google社・Amazon社・Adobeh社など、国際展開する大手企業からも信頼を置くツールの一つとなっています。
6. Gantter(インストール型)
Gantterは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
FirefoxやGoogleChromeへのインストール作業のみで簡単に利用できます。
指定のフォーマットに必要事項を埋めるだけで、手軽にガントチャートが作成でき、プロジェクト管理初心者に便利です。
また、GoogleDriveとの連動が可能なので、社内外とのプロジェクトの共有も簡単に行えます。
7. Backlog(クラウド型)
Backlogは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
アカウント登録のみで手軽にガントチャート作成などを行えます。
また、10ユーザまで無料で利用でき、まずプロジェクト管理ツールを試してみたい場合に役立ちます。
タスク管理機能以外にも複数の機能を使用できるプロジェクト管理ツール
8. Jooto(クラウド型)
Jootoは、タスク管理機能に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
かんばん方式で見やすく、ドラッグ&ドロップ方式による直感的な操作に優れています。
MacやWindowsなど、全てのOS・ブラウザに対応している点に加え、日本語対応している点も便利です。
9. ProjectLibre(インストール型)
OpenProj から派生した無料のプロジェクト管理ツールです。
ガントチャート作成やWBS作成など、プロジェクト管理に必要な多彩な機能を利用できます。
また、Microsoft Projectの読み込みが可能です。
Microsoft Project 2003〜2010の各形式ファイルに対応しています。また、開発言語にJavaを使用しており、幅広いプラットフォームに対応可能なツールを探している場合にも役立ちます。
10. Redmine(クラウド型)
Redmineは、世界的に認知度の高い無料のプロジェクト管理ツールです。
ブラウザ上で登録するだけで、無料でガントチャート作成・Wiki作成・ロードマップ作成など、アジャイル開発のプロジェクト管理にも対応する多彩な機能を利用できます。
クライアントアプリを利用することで、スマホ・タブレットからも利用できます。
デモサイトも用意されており、じっくり試した上で導入を検討したい場合にも便利です。
11. Agilefant(クラウド型)
Agilefant は、多彩な機能に加え、バックログの管理に重点を置いている無料のプロジェクト管理ツールです。
バックログを適切に管理することで見積もり精度を向上させたい場合、プロジェクトの工程管理をスムーズにするツールを探している場合に便利です。
多機能&国産のプロジェクト管理ツール
12. Brabio!(クラウド型)
Brabio!は、無料で使える国産のプロジェクト管理ツールです。
無料プランで最大5名まで利用できます。
「プロジェクト横断ビュー」機能によって、簡単に全体の状況を閲覧できます。
また、進捗状況などのデータをExcelファイル形式で一括出力もでき、Excelを使って資料を作る場合や、進捗状況を社外にExcelファイルで共有したい場合に便利です。
13. みんなでガント.com(クラウド型)
みんなでガント.comは、無料で使える国産のプロジェクト管理ツールです。
直感的な操作性に優れており、初心者でも簡単にガントチャート作成・共有を行えます。また、外出時にインターネットの接続できる環境がある場合、PCやスマホなどで作成したガントチャートなどを閲覧することが可能です。
場所を問わず、プロジェクトの進捗状況を確認したい場合に便利です。
14. アイボ4(クラウド型)
アイボ4は、無料で使える国産のプロジェクト管理ツールです。
25,000社以上への導入実績があり、過去のノウハウや実績を重視して選びたい場合に便利です。
まとめ
今回は、WebサイトやWebサービスの開発現場で現場で使えるプロジェクト管理ツールを紹介しました。
ツールによって対応範囲や機能が違うため、今回の記事などを参考に各々のプロジェクトの規模や用途状況にあった適切なツールを活用していきましょう。
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